ディレクターを担当している所での新しい仕事で、審査の基準が厳しい為に「わざと『砕けたタッチ』で漫画を描いて欲しい」という依頼を受けた(汗)。

既に一度作った漫画なのだが、クオリティが高過ぎて細かく、表現が審査に引っかかる可能性が高い為、基本的なシナリオや構成は変えずに、漫画のタッチ全体を崩して汚く(?)、雑に描いて欲しいという(汗)。

一見簡単そうではあるのだが、これをオレから漫画家に指示を出しながら追求する事が難しい為、今回はオレ自身が自分で描く事になった(汗)。

漫画のタッチを変える事で、セリフなどの言い回しも一部変えた方が良い場所なんかも出てくるだろうし、そういった判断・指示を出すぐらいなら、いっそ自分で描いちゃいましょうという訳だ(苦笑)。

まぁ、雑なタッチで良いと言うし、「(その方が早いか…)」なんて思い、オレ自らが描くので雑なタッチなのに報酬はかなり高額だ(苦笑)。

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「(それなら美味しい仕事だな…)」なんて引き受けたものの、これが全く進まない(汗)。

雑なタッチで…なんて要望だから、描いていても魅せ場もなく、まったく気分が乗らないのである(汗)。
普段なら「(ここは魅せ場だから頑張ろう!)」なんて描き込んだりするページがゼロなので、「筆が遅い」という表現がピッタリなぐらい、描いていても全然捗らない(汗)。
オレが描くならシナリオも変えて良いという許可を貰っていたので、サッサと終わらせる為に、いっそ短くまとめてページを減らしちゃおうかと思ったのだが、1本の仕事単位で報酬を得ているディレクターとは違い、今回はページ数に対して報酬を貰うので、ページを減らせば減らすほど自分が損をしてしまう(汗)。

この時は高知から帰ってきた後だった為、3泊4日も遊んできて、帰ってもブログにまとめる日数を割かれてしまっていた(汗)。ただでさえ稼働する日数が少ないので取り戻したい所なのだが、いかんせん気持ちが全くノッて来ないのだ(汗)。

色んなジレンマを抱えながら、ヨメさんにも「今回はずいぶん時間かかってるね」なんて嫌味(?)を言われ、やっと完成させた(汗)。

クライアントに「オレがこんな事で時間を取られてる場合じゃないッスよね…」と反省したら、「途中でも誰かに任せちゃっていいですよ!」なんて言われ、「(いやいや、流石にそれはマズイだろ…)」と最後までやり遂げたが、我ながら大幅に作戦が狂ってミスをした、珍しい(?)ケースだった(汗)。

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