長く関わってきた1つの仕事から身を引く事になった。
それは暴走族漫画のシナリオで、2年半近く関わって100本近くのシナリオを書いてきたと思う(苦笑)。

流石にネタ切れじゃないが飽きてきたし、少し前に触れた様にオレ自身も上を目指して収入を上げていかなければならない。

ディレクターを担当している会社でせっかく評価してくれたのだから、オレもより精進して集中し、更なる期待に応えたいと思っての決断なのだが、実際オレが身を引けばそのチャンネルは終わって閉鎖する事になる(汗)。

オレしか書けない・作れない世界を担当してきたので、その分相場よりもかなり高額な報酬を貰っていたのだが、もはやそれでも追いつかないレベルまでオレが進んでしまった為に、このクライアントには申し訳ないものの諦めてもらう事になった(汗)。

一番多い再生回数で150万再生ぐらいを叩き出しているので、これはコアなジャンルの中でなかなかの数字だし、世界観を損なわない内容を努めてきたせいもあってか、反響のコメントもかなり大きかった。

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視聴者が喜んでくれる事は作り手であるオレにとって何よりの励みになるのだが、「(実はあと◯話で終わっちゃうんだよな…)」とも思う訳で、それを知らないファンたちには申し訳なく思う(汗)。

クライアントからも「何とか続けられませんかね…」と相談を受けて心苦しい部分もあるのだが、オレもプロとして活動している以上、先を目指さなければならない(汗)。

「オレは脚本家でもありますが、暴走族漫画しか書けないとしたら逆にヤバイですよね?」と答えたら黙ってしまったが、『皆んなが喜んでくれるから』だけで満足しているスタイルではマズイし、次のステージを見据えて行動しなければならないのだ。

気持ちがありがたい事は間違いないのだが、これも仕事だし業界の現実でもあり、オレも2年半続いた経験を次の新しい仕事に活かしたいと思う。

それは暴走族漫画という『ジャンル』ではなく、体験してきた経験や周りの反応、そこに身を置く自分のポジション等さまざまな事なのである。

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