実は今年のバイブズミーティングは、かなり前からヨメさんが頑張っていた。

オレが会場で着ていたハッピは、市販されている黒のハッピにヨメさんが手書きでロゴを描いたものである(笑)。

漫画『鬼滅の刃』の主人公が緑のハッピを着ているのを見て、黒バージョンのハッピならチェッカーフラッグに使えるだろうと閃いたのだが、実は当初型抜きで作ってもらったプレートに『染めQ』を使って白く塗って作ってみた。
スプレーの方が綺麗に吹き付けられるだろうと挑戦したのだが、実際は滲んで使い物にならず、時間的にも間に合わないから、余ったハッピを無地の状態のまま持って行くつもりだった。

オレは出発前の準備でそこまで手がかけられなかったのだが、ヨメさんは諦めず、オレの持ってる筆を全部かき集めて油絵の具で書き上げたのだ(汗)。

結果予想外の完成度の高さに「売って欲しい」という人まで現れたが、最後まで諦めなかったヨメさんの情熱には感心した(汗)。

それ以外にもワイン好きなヤジマさんの為に、ワインに合うツマミとして常温でも保管できる真空パックされたサラミをお取り寄せで入れたり、現地で作る料理のメニューと必要な道具なんかを揃えたりと、ヨメさんがバイブズミーティングを楽しみにしている姿に驚いた。

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もともとヨメさんを知っている古くからの友だちに言わせると、ヨメさんはこんな事で喜ぶ人ではない、インドアなタイプの人だった。
いくら旦那の趣味に付き合うとはいえ、片道500kmを10時間近くバイクの後ろに座っているのも過酷なはずで、その先は風呂も入らずに3泊4日を外で寝るのだ(汗)。いくらオレが行きたくてバイクの調子が絶好調でも、本来ならば夫婦で参加する事はなかなか難しい。

オレがバイブズミーティングを楽しみにしている事は当然なのだが、一緒に行くヨメさんがつまらなければ意味がない。ヨメさんも楽しかったからこそ、ヨメさんから「バイブズミーティングは特別だ」と言ってくるぐらい喜んでいるのだ。

オレもヨメさんも50歳になって、同じ生まれ年のハーレーも50年前のバイクなので1つのチームでもある。ヨメさんなりにそれも理解した上で挑戦し、達成できたから喜んでいるのだろう。

バイブズミーティングが楽しかった事、それは自分のハーレーで自走して行けた事でもあって、その裏には色んな人の協力があった。
そしてオレが楽しかった理由にはヨメさんが喜んでいた事も大きくて、ヨメさんが「また行きたい!」と言ってくるぐらい喜んでいたから楽しかったのである。

ハーレーもヨメさんもチームで家族の様なものだが、オレは自分の家族を大切にしたいと改めて思うのだった。

(*バイブズミーティング編おわり)

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