オレがディレクターの仕事を引き受けている会社との最初の出会いは、漫画の依頼が来た事がキッカケだった。
報酬の条件は今ひとつだったのだが、当時シナリオの仕事ばかりを引き受けていた為、久しぶりに漫画を描きたくて引き受けたのだ(笑)。

報酬がイマイチだった理由は、もともと依頼した漫画家が上げてきた作品が最悪だった事が理由で、もはや修正をお願いするレベルではなく、諦めて別の人に頼もうとした所をオレに頼ってきたらしい。
既に失敗した漫画家に支払った後にやり直す為、報酬は低く設定せざるを得ないという事情で引き受ける事になり(低いといってもオレが引き受ける最低ラインは超えていたのだが:苦笑)、漫画を納品してから実は漫画よりもシナリオの方が多く書いている事や、ディレクターとしても活動している話をした所、是非お付き合いをお願いしたいと話が進んで関係が発展したのである(笑)。

もう随分と前の話なのだが、先日クライアントからオレが描いた当時の漫画が、数千万の売り上げを出していると聞いた(驚)。しかも未だ現役で、ずっと広告として使い続けているのだという(汗)。

スポンサーリンク

流石にリニューアルしようと今回は新しい広告を作る事になって企画を相談されたのだが、オレとしては驚きだったし、今はオレよりも腕の立つ漫画家さんを動かしている。
それならば当時のオレの作品を超えてやろうと奮起し、一番上手で息の合う漫画家さんに相談を持ちかけた。
その子は主婦なのだがオレよりも上手いしレスポンスも非常に良い。やる気もあるし仕事も細かくて丁寧なので評価も高く、漫画家の中では一番高額な報酬を支払っている。

オレとタッグを組んで、当時のオレを追い越そうという提案に、「メチャクチャわくわくします!」とヤル気になってくれた(笑)。

先日、遂にオレの収入がサラリーマンだった当時も含めて最高月収を叩き出したが、確実に進歩している事を実感する(笑)。
まだまだこれからだが、非常に面白い仕事に関われて、やり甲斐と充実感を感じている(笑)。

スポンサーリンク