お盆休みの貴重な晴れ間を狙って、近所の高円寺まで走りに行った。

この日の気温が36℃に跳ね上がった為に横田基地へ行くのを諦めたのだが、諦めて良かったと思うぐらい暑かった(汗)。

都内なんて走っていても熱風しか来ないし、信号待ちや右折待ちなんかで停まると上から太陽の熱、下からのアスファルトの熱、+1200CCの空冷バイクがガソリンで燃える熱まで加わって半端じゃない(汗)。

まるで我慢比べの様に「(暑ッちぃ〜……)」なんてボヤキながら耐えたが、全方位から襲って来る熱でオーブンに閉じ込められた様である(汗)。

自分と同じ歳のハーレーに乗るオレは50年前のバイクに乗っている計算で、夏は油圧計とひたすら睨めっこである(汗)。コイツがゼロまで下がるといよいよヤバく、オーバーヒートしてエンジンが焼き付く危険性が出て来る(汗)。

一応は対策として高額だけど最高級のエンジンオイルを入れたり、オイルクーラーなんかも付けてはいるのだが、行きのワクワク感はどこへやら、帰ってきた時には命カラガラ状態なぐらい暑かった(汗)。

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生還という言葉が当てはまるぐらい頑張って(?)走るところは、もはや遊びの枠を超えているのかも知れないし、我ながら「(何をやってるんだオレは……)」とも思う(苦笑)。

そんな高円寺から帰る時、バイクを停めてる駐輪場で珍事件に巻き込まれた(汗)。

精算機で精算を済ませて振り返ると、オレと同じ歳ぐらいの男性が2人、オレのバイクを囲んで何やら話している。なんか凄い褒めてくれてカッコイイと盛り上がっているので、オレはバイクの所には戻らず、精算機の前でしばらくやり過ごす事にした。
が、長い……(汗)。暑いせいもあるのか2人は缶ビールを片手にホロ酔い状態で、1人は多少ハーレーに詳しいらしく、オレのハーレーのパーツひとつひとつを熱心にもう1人の男性に説明している(汗)。

通りすがりだし、どうせすぐに立ち去るだろうと思ったオレは、少し離れた場所でスマホをイジりながら待っていたのだが、なかなか行ってくれない……(汗)。
帰るつもりで精算したので、バイクは停めてある状態どころか、シートの上にはヨメさんに買ったワンピースや、飲みかけだったペットボトルの麦茶なんかが無造作に置かれたまま。つまり、近くに持ち主のオレが居る事は一目瞭然だし、周りは通行人がたまに通る程度の静かな駐輪場である。明らかに『何か』を待ってスマホをイジッてるオレは、持ち主じゃなければ不審者なのだ(汗)。

「コレは手でギアを変えるんだ」「スーサイド・クラッチって言うんだぜ(オレのはロッカー・クラッチなのでホントは違う:汗)」彼らはそんな説明をしながらオレのバイクをぐるぐる周り、オレはそんな光景を「(長いなぁ……:汗)」なんて見ている変な時間がずいぶん続いた(汗)。ようやく立ち去ってくれた時は、いっそ2人の輪に入って適当に会話を合わせた方が早く帰れたと思った(汗)。

今更2人の輪に入るタイミングを外したオレは、ただただ2人が満足して立ち去る時間を待ちながら、楽しみにして諦めた今日のツーリングと同じ様に「(何をやってるんだオレは……)」と思った事は言うまでもない(汗)。

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