昨日漫画家さんのセンスについて触れたのだが、難しい条件を一発で合わせてきた漫画家さんは、総合的に高いスキルを持っているので報酬も一番高額である。

ディレクターの仕事をしている漫画では、ターゲットが女性だったり、女性でも高齢者向けだったり若い女子高生だったりと変わるのだが、その漫画家さんはそれぞれの層にマッチした、喜ばれるタッチの絵を描き分けられる。色彩表現も豊かだし、オレなんかよりも遥かに上手な女性の漫画家さんだ。

そしてこれも大事なのだが、メッセージのやり取りなんかのレスポンスも早く、とても意欲が感じられる返事がすぐに帰って来るし、コッチが投げかけた問い合わせなんかの対応もダントツで早いのだ。

ぶっちゃけ普通の漫画家さんの3〜3.5倍くらいの報酬を払っているのだが、クライアントからは「もっとお支払いした方が良いのでは?」と相談されるぐらい評価が高い。

とにかく総合的にスキルが高いので、漫画家さん本人に本当の漫画家(?)を目指すというか、「仕事じゃなくて自分で描かないの?」と聞いてみた。

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その漫画家さんは恐縮しながらも「ストーリーなんて浮かばない。あれは漫画とは別次元のハナシで、考えられる人は凄いと思います」と言っていたが、実はディレクターをしていると同じ事を言う漫画家さんは結構多い。

オレもあんまり気にしてなかったが、オレは気づけばシナリオの方がずっと多く書いていて、全部のジャンルを合わせれば300本近くを書いている(汗)。
漫画と違ってシナリオは手離れが良いので、1本あたりの単価を上げていけば充分漫画よりも稼げるのだ(それこそノッてる時は午前中で1本書き上げるぐらい手離れが良い:笑)。

言われてみれば自分のパイプで腕の立つ漫画家さん・声優さん・動画編集さんとそれぞれのパイプを抱えてはいるが、脚本家だけは居ない(汗)。

自分をも超える腕だから残している漫画家さん達とのパイプも、ゼロとまでは言わないが脚本家だけにはまだ会った事がないのだ。

漫画家さんの答えを聞いて、なかなか奥が深い話だと思いながら自分の需要を改めて再認識し、また何か新しい事に活かせそうな気がした(笑)。

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