ハーレーというバイクは面白いもので、オーナーによって色んな乗り方に分かれる珍しいバイクである。

レースに出る為にスピードを追求して改造する人や、街乗り専用として荷物を積めないぐらいコンパクトに改造して、近場しか走らない人もいる。それだけパーツが豊富な事も魅力で、文字通り自分好みの用途に応じた乗り方が楽しめるバイクなのだ。

オレはご存知の通り(?)若い頃から荷物を積んで走ってきた延長から、街乗りの様な近場も走れば、九州・沖縄こそ行った事はないが北海道や四国は走っている。

若い頃にはUTCとして毎年静岡の伊豆までキャンプツーリングで走っていたが、当時はハーレーのローンで貧しかったオレたちだから、高速を走るだけでもビッグイベントなぐらい『遠出』だった(笑)。

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東京からUTCの目的地までおよそ120kmぐらいしかないのだが、それでも時期が来ると緊張してワクワクしたものである(笑)。
今では120km程度の距離なんてどうという事はないし、それは自分も成長しながらバイクのコンディションも整って故障しにくくなり、色んな場所に行って得た経験からだと思う(青森まで自走して北海道へ行った帰り、『東京まで350km』という道路標識を見て『東京』の文字が出てきただけでも嬉しかったものだ:笑)。

じゃあ自分がどれぐらいの距離から「遠いな……」と思うのかと言えば、300km前後からといった印象で、東京からだと名古屋や新潟辺りまでの距離になる。

これはコロナの時期に自粛・自粛で遠出が難しくなり、それまではもっと走れた距離が、短くなってきている気がする。

コロナの前は大阪ぐらい(500km)までなら行けた気がするのだが、長く長距離を離れると近距離型に慣れてしまうのかも知れない(汗)。

慣れって怖いじゃないけれど、縮こまってばかりいると遠くには足が伸びなくなってしまう気がするし、街乗りしかしてない人を遠くへ連れ出せば、きっと同じ様な感覚を感じるのだろう。

まぁ、コロナも落ち着いてきたので、遠くへ走りに行けばこの感覚も戻っていくと思うのだが、そう考えると面白いのはバイブズの編集部の人たちで、彼らは一体どれぐらいの距離から「遠いな……」と思うのだろうか(笑)?

あの人たちは取材という仕事の延長で、年間を通して日本じゅうを走っている(汗)。

ある種、究極に長距離を走り続けている人たちなので、いつか聞いてみたいと思う(笑)。

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