ありがたい事に、オレのバイクは誉めて頂く機会が多く、今年のバイブズミーティングでも色んな方にお褒めの言葉を頂き、バイクの写真を撮ってもらった。

オレがイケメンと褒められてる訳ではないので複雑だが、やっぱり自分の事の様に嬉しいし、中には数年前のバイブズミーティングで見た事を覚えている方まで居るのだから、それなりのインパクトがあると同時に、オレのバイクのカタチ自体がずっと変わってない理由もあるのだと思う(汗)。

オレはヨメさんと2人乗りで荷物まで積んで走るので、このカタチを変えられない。気分でハンドルを変えたりするハーレー乗りも多いが、オレはハンドルも変えないので、インナースロットルとしてアクセルワイヤーをハンドルの中に通しているし、もうずっとこのスタイルのままである(メリットは一度やってしまえばそのままなので、金がかからない事だ:笑)。

今回バイブズミーティングの帰りにバイクが故障してレッカーで帰って来たが、車検や修理やで時間の余裕がないまま来てしまった事も失敗だったのかも知れない。
最悪は風乗りジョニー号で参加するかを直前まで迷ったのだが、ヨメさんの「ハーレーで行きたい」という言葉に背中を押された。
結果帰りに動かなくなってしまったが、オレが前に乗ってヨメさんが後ろを押す形で、4キロ近くを押して歩いた。

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バンバン追い抜かれて帰っていく他の参加者たちの横を延々と押して帰ったが、オレもヘトヘトだったものの、ヨメさんも根を上げずによく頑張ったと思う。

オレもヨメさんも1973年生まれの49歳だが、ハーレーも同じ1973年に生産された49歳。1つのチームであり、家族なのだ。

若い頃にこのハーレーを無理して買って、かれこれ30年近く乗り続けてきたが、華やかな見た目ではない付き合いが色々あったし、あの延々と押して歩いた4キロの距離にも隠れている。

今回のトラブルは今まで乗ってきて初めて知ったトラブルばかりで、それは新たに経験として自分の中に蓄積される事は間違いないし、今度こそ自分で解決して対処し、自走して帰って来ようと思う。

ハーレーを誉めてもらう事は素直にとても嬉しい。
このハーレーは自分の意志で一生乗ると決めて手に入れたバイクだし、今後もこのままのカタチで走るのだと思う。
こういった色んな歴史を背負って乗り続けるからカッコイイのだと思っているし、過酷な状況でも文句を言わずについて来てくれるヨメさんにも感謝している。

オレは自分のハーレーに出会えて満足しているし、色んな人に恵まれた幸せ者である。
歳を取れば取るほど、そんな事をつくづく感じるのだ。

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