なんだかバイクブームが再来しているらしい。
昔に乗っていた人を含める『リターンライダー』なんて言葉も出てきて、二輪車が再び注目を浴びているというのだ。

ネットで『400ccのバイクで大阪から東京まで行けますか?』なんて書き込みを見ると「(カワイイな…)」と微笑ましく思ったり、『一緒にツーリングで走りたくない相手』でアメリカン(速度が遅いかららしい)なんて書かれると「(こっちが願い下げじゃ!)」とイラッとしたりするけれど、バイクが注目を浴びる事でガソリンスタンドの閉店に歯止めがかかったり、高速道路の料金が見直されれば良いと思う。

自分がバイクに乗ったばかりの頃を思い返すと、今のブームに乗っかった人たちは、さぞ楽しい時期なんだろうなと思いつつ、それと同時に今からヘルメットやウェア、ツーリングバックから工具、バイクカバーやチェーンロックといった一連の道具を揃える事が、いかに億劫な事だろうかとも思った(汗)。

ずっと乗り続けてきたオレは、バイクがある事が当たり前になっているけれど、これからスタートしようとする人はそうはいかない。先にあげた道具に限らず、保険や駐輪場の確保など、色々と『準備』が必要になってくる。

少し前にガレージの特集で紹介したけれど、実はハーレーのバッテリーを最後に交換してから、乗る前に充電してから乗るというテストを続けている。

セルを組んだオレのハーレーは、一番バッテリーの電力を消費するのはセルモーターで、イザ乗る時に最初の一発目のセルが、最も電力を消費する。
充電器で電力を充分整えた状態でエンジンをかけた方が、バッテリーの負担も減って長持ちするのでは? という仮説を立ててテストしているのだが、普通に考えれば乗るたびにイチイチ充電をするというのは、非常に手間だし面倒でもある。

ただ、バッテリーを充電する為のオレのハーレーのシートは工具も不要、ピン1本を外すだけなのでワンタッチで外せるし、ガレージなので充電も簡単。それこそスマホの充電と大して変わらない感覚でできる。

隣で仕事をしているので充電のゲージがいっぱいになればコンセントを抜くだけだし、非常に手軽。バッテリーを新しくしてから1年近く、乗る度にずっと続けて試している。

便利な事づくしが整っているけど、ハーレーを買った時には充電器もガレージも無かったし、どれもバイクに乗る上で段階を経て揃えていった物ばかり。自分の『現在の環境』こそ、昨日今日で築いたものではないのだ。

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↑買ったばっかりの頃。変わったなぁだし、チャップスまで穿いてて笑える(笑)。ウッキウキだけど、前のオーナーのママ(=他人のバイク)でもあるので、早くイジりたかった
↓現在。もはやメチャクチャなぐらい面影も何もないが、これこそ『自分のハーレー』でもある(笑)

↓風乗りジョニー号も実は相当イジッている、『自分だけのバイク』なのだ(笑)

それを思えば今から始めようとする人は「(大変だよな…)」だし、慣れて当たり前になってるけれど、今から始める人にしてみれば『神レベル』の途方もない話なのかも知れない(笑)。

当たり前の様だけど当たり前じゃない、ずっと乗れてきた事に感謝だし、改めて大切にしていこうと思う。

どんなに年月をかけて築き上げようが、失う事は一瞬である。

それを再認識して噛み締め、「(オレは良かったな…)」と思おうではないか(笑)。

今、バイクに乗ってきた全ての人たちへ……
オレからのメッセージでした(笑)。

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