先日、ちょっとした晴れ間を見つけて、バイクで走りに出かけた

この日の気温が34℃で、地獄の様な暑さを味わい、「(止めときゃ良かったかな……)」なんて後悔もしたのだが、それはまぁ、いい

バイク屋さんにバイクを停めてると、例によって知らない人に「スゴイっすね」と声をかけられ、「古いと大変でしょう?」なんて言われ、オレが自分の生まれた年と同じ年式である48年前のバイクだと答えると、更に驚いていた

ここでふと思ったのだが、スゴイとかカッコイイと言われる事は嬉しいが、オレのハーレーはオレが生まれた時と同じ年式、タメ歳なので、買った時から『中古車』だ

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特にクルマ業界で多い気がするが『新車』〉『中古車』の縮図があって、「オレ、新車でクルマ買ったんだ」と「オレ、中古でクルマ買ったんだ」の言葉の『スゲー度』は、全然違う

むしろ「オレ、◯◯買ったんだよね」「マジで? スゲーじゃん!」「いや、中古だよ。とても新車でなんか買えないよ」ぐらいのイメージがあって、『中古』=格下なぐらいのランクなはずなのだ

それが中古でも「めちゃくちゃカッコイイじゃないッスか!」と大バケするのは何故だろう?だし、ハーレーやトライアンフ、ノートンやBSA、ベスパやインディアンなど、バイクに関してはむしろ、『中古』の方が評価が高い傾向の気がする

もともと他人の評価なんて気にしてないけれど、「オレ、中古で買ったハーレーをずっと乗ってるんだよね」と「オレ、自分と同じ生まれ年のハーレーをずっと乗ってるんだよね」は、聞いた印象が大きく違うし、それはきっと『中古』=『セコイ』『ダサイ』を連想させ、『旧車』や『ヴィンテージ』という言葉はそういった『セコイ』『ダサイ』を払拭させて、上回る力を持っているのだ

芸能人の伊◯かずえが20年ぐらい同じクルマに乗っていて、レストアして直してまで乗り続ける姿勢が好感を呼んでいたが、こだわって突き抜けちゃう事で、チョイスする言葉も『旧車』や『ヴィンテージ』の様にグレードアップするのである

オレのハーレーなんて、中古車なのに(実際安かったし:笑)

思えば風乗りジョニー号も中古だし、オレはまったく抵抗がないのだが、周りの見方というか、認識や見解の違い、言葉のマジックに少々驚いたのであった(笑)

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