明日発売のバイブズの前に、発売中の『THE WILDMAN』のウラ話をしておきたいと思う

お世話になっている海の家のオヤジが酒乱で、オレたちでバーベキューに招待したまでは良かったものの、ポイ捨てはするわフィリピンパブに行こうと騒ぎ出すわで散々だった

酒を呑まないロナウドに運転してもらってオッちゃんの自宅まで送り返したものの、再び軽トラで舞い戻ってきて深夜の農道を爆走するという事態に発展したわけだが、なんとかごまかしてフィリピンパブではなくオレたちのテントに戻り、再びロナウドがオッちゃんを軽トラに乗せて自宅へ送り、その後ろをオレが風乗りジョニー号で追跡し、ロナウドと2ケツして戻って来る作戦を立てた

今度こそ作戦は無事に成功したものの、オレとロナウドが戻ると、既に全員が寝てしまっていた(漫画ではオチまでの構成上の理由で描き替えているが、ココから事実は若干異なっている)

オレとロナウドで出発する際、ダニエルたちに「もう一度オッちゃんを送り返してくるから、(焚き火の)火を落とさずに待っていてくれ」とお願いしたのに、戻ってみれば火もすっかり消えて真っ暗になっていて、全員寝ている……「おいおい、何なんだよアイツら!」とロナウドとボヤき、「まったく、しょうがねぇなぁ……」「ようやく落ち着いたからオレたちだけでも少しゆっくりしてから寝るか?」となり、消えてしまった焚き火にもう一度火を入れて、少し呑み直そうとなったのだ

参考までに当時の写真を1枚貼っておくが、街灯すら無い真っ暗な場所なので火を起こさない限りは完全に『闇』だし、みんな寝静まって虫の音と波の音しか聞こえないような場所なのだが、懐中電灯の灯りを頼りになんとか火を起こそうと暗い中を四苦八苦していると、酔っ払ったゲイリーがドブで吐いて倒れている姿を発見した(汗)

みんな寝てしまったと思っていたし、実際のゲイリーは海パンだけで上半身ハダカだったので死ぬほどビックリして、最初は何かの妖怪かと思ったぐらいである(汗)。そりゃダマッたまま無言でハダカの男が暗がりのドブでゲロを吐いて倒れてるんだから、最初にたまたま見つけたオレにしてみれば衝撃の光景だったのだ(汗)

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オレたちが生活していた道路の端にはそこそこ大きいドブがあって、寝泊まりしている最中は『生活用の排水場所』として使っていた(↓まさにこんな感じのドブである)

要は歯を磨くためにポリタンクの水を使うが吐き出す時にはこのドブを使ったり、使ったハンゴーなんかの米が落ちやすいように水をためておくがイザ捨てる時にはこのドブに流すような用途として使っていて、そこに半裸のゲイリーが倒れていたわけだ(汗)

オレたちにしてみればテントの目の前なので「さすがにこんな所で吐くな(汗)」になるわけで、上着を着せて下のトイレまで連れていく事になった

トイレの外で待っていたが、ゲイリーは全く出てこない、実際はそれに加えて他の一般キャンパーが「トイレに入って行く」→「スゴイ形相でソッコー出てくる」という不審な状況を何度か目の当たりにし、「? ? ?」と怪訝に思い、中を除いてみると大惨事になっていたのだ(汗)

実はこの時、上で独り待つロナウドは焚き火を起こしてCDウォークマンで音楽をかけ、再び雰囲気のある『静かな夜』を満喫し始めていた

下戸で呑めないのにクーラーボックスの中にサワーがあるのを発見し、「(サワーぐらいなら呑んでみようかな……)」と珍しい心境になっていたぐらい、面倒くさい酒乱のオヤジも無事片付いて、オレたちの時間を取り戻せたと思っていたのだ

が、下で大惨事のオレは「とてもオレ1人では解決できない……」と判断し、ゲイリー救出の為にロナウドの元に戻る事になるのだが……

その続きが明日発売のバイブズに載っています(笑)

汚いハナシで申し訳ないが、これもまた『衝撃の実話』で、登場人物紹介で書かれているゲイリーの十字架とはこの事件の事である

酒乱のオヤジなんかまだ良い方で、本当にマークすべきはゲイリーだったわけだが、連載当初からこの話まで描ける(続けられる)のだろうか?と思っていたが、無事辿り着けて良かった(笑)

衝撃過ぎて引かないで欲しいのだが、さて問題は明日発売の『この後』である

キーワードはゲイリーが『着ていた服』だ。お楽しみ(?)に!

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