ふとしたアングルで2台のバイクの並ぶシートを見て思ったのだが、こう並べてみると明らかにハーレーのマイマリア号の方がシートは小さい

まぁ、マイマリア号は1人乗りのソロシートなので無理もないのだが、マイマリア号はこのシートでまる一日走り続けて東京→淡路島まで乗っていても、お尻は全く痛くならなかった。多分600キロぐらいの距離に対し、風乗りジョニー号は静岡県の沼津まで100キロたらずでも結構痛くなってくる(汗)

マイマリア号の2人乗り用であるバディシートは、ウレタンと低反発、高反発の三層構造で、肉厚でこだわって造ったのだが、写真で見るように後ろのヨメさんはかなり座り心地が良さそうなものの、オレは前側の細い部分に座ることになる

なのでソロシートよりもお尻はもたず、風乗りジョニー号よりはラクといった感じで、300キロ(名古屋ぐらい)までは耐えられるがソレを超えると危ない。でもヨメさんは全く平気らしい

だから四国一周(1600キロぐらい)とかになると、補強する為に予備のクッションを積んでいくぐらいである

アウトドア用のメーカーで『サーマレスト』という空気で膨らますクッションを、イカの薫製だか駄菓子だかが入っていた容器を加工して革張りしたケースに入れていて、空気の量で調整できるのでバイク用で売られているゲル状の補助クッションよりも便利な気がする

昔ヨメさんと四国一周の最中にケツが痛くなり、すごく天気も良いバイク日和で渋滞も無いのに、オレがケツが痛くて全然先に進めず休憩の足止めばかり食ったニガイ思い出があるからで、一度痛くなってしまうとホントにちょっと走っただけでも傷みがくる深刻な問題なのである(汗)

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ちなみに風乗りジョニー号は『合皮』、マイマリア号はどっちも『本革』で、値段もかなり差が出るがマイマリア号はどっちも本革にこだわって造った(風乗りジョニー号のシートは既製品)

一見似ているが造りの表情を見れば違いは明らかで、丈夫で少しずつ劣化して表情を変えていく本革は、やっぱり『味』が出てくる

これが革の丈夫さにもなるのだが、合皮になるとこの『味』は出ないし、劣化していく予兆もなく、いきなり破れるわけである

わかり易く合皮のカバンの破れ部分を撮ってみたが、こんな感じである。風乗りジョニー号のシートもいつかこうなるわけで、そうなったら破れたシートをシートベースにして本革で張り替えようと思っているのだが、ガレージで保管状態が良いからか、なかなか破れずずっと使えている(汗)

昨日『黒革』について触れたが、まとめると値段は高くてもやっぱり本革の方が長く使えるし、いくら肉厚に盛って作ろうが、お尻の耐久性に影響するのは『座面』の『範囲』と『広さ』である

これだけブ厚いシートでも前側の細い部分に座れば痛くなるのに、ここまで厚くないソロシートはそれこそ10時間近く座り続けても痛くならない……

10時間座り続けるって、なかなかである

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