今日までYouTube業界について色んな話をしてきたが、動画のストックを大量に残しているクライアントや、買い手がいるなら売りたいと思っているクライアントなど、止めるに止めれない、諦めきれずに起死回生を待つクライアントも多い。
ただ、これも個人的には非常に望みが薄いと思うし、ますます『どうにもこうにもならなくなる一方』だと思っている。

その1つがAIで、昨日説明した様な、過去に一度公開した動画を再度アップする=『同じ内容だと発見する』なんて事はAIなら朝メシ前だし、そんなセコイ事を考えるクライアントは日本に限らず世界中にいるのだ(苦笑)。

むしろオレなんかが考えつかない様な悪どいコトを企らむ連中もいるだろうし、ただ、相手は世界企業のGoogleなのである。
いくら悪知恵を絞った所で本気で対策を立てられたら勝ち目はないし、そこに行き着くまでの労力がパーになる事を考えれば、あまりにリスクが大きくて、とても採算が取れるとは思えない(汗)。

だから11ヶ月に1回だけ公開してチャンスを待って延命しようが、譲渡を狙って公開し続けようが、『今ダメな物はダメ』というのがオレの見解である。

もう1つ一番肝心なのは、ルールは管理者であるGoogleが決めるし、それに従うしかないのである。
実際5分の動画で良かった動画がミドルロールと呼ばれる8分尺に変わり、長ければ長い動画ほど良くなって、昨日説明した様な過去の動画をつなぎ合わせる『ただ長いだけで過去に公開した動画』なんて物を、安易に流すセコイ者まで現れた(汗)。

その背景にはGoogleが変更するルールがあって、流される広告でも広告単価が変わったりもする。結果いくら広告が流れても安くて儲からない動画、逆に単価の良い広告ばかりが載る動画なんかに分けられる様になり、従来通りでは収入の幅が大きく変わる様に変化したりもするのである。

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これに振り回されながらも結果を出さなければ、今日まで説明した様に回収しきれず先行投資がパーになる訳で、それを『維持し続ける事』がいかに難しい事であるかが解ってもらえるのではないかと思う(汗)。

退職金や貯金を予算に当てて、ある程度まとまった数の動画を用意する
→公開したらユーザーから支持を得て収益化が見込める様になった
→やっと最初に投資した予算を回収できる様になってプラスになってきた
→新しいライバルチャンネルの出現などで視聴者が離れ始めた
→復活を狙って更なる予算をつぎ込んで動画を強化した
→Googleのルール改定で広告単価が下がってますます収益が減った
→これ以上は回収しきれない・無理。ジ・エンド

もっとも一般的な衰退はこんな感じだろうか……(最初から鳴かず飛ばずは除く:汗)。
いかにリスクが大きく難しい事かが解ってもらえると思うし、オレ自身が関わりながらも本腰を入れない理由も、納得して頂けたのではないだろうかと思う(苦笑)。

だからオレ自身は『差し込まれる広告』を『作る側』に周り、より単価の良いスポンサーをターゲットにし、なおかつ自分では手をつけずにクチだけ出すディレクターとして、自分の時間を確保しながら収入を上げているのだ(笑)。

そういった戦略もある様に、全てにおいて無理でもなくて、チャンスがある事もまた事実。
明日はそんな話題に触れたいと思う(笑)。

*バイブズミーティングに行ってる間に頂いた応援メールは近々返信しますのでしばらくお待ち下さい。アドレスありの方は直接、無しの方はブログで紹介します。とりえあえず無事に帰ってきましたが、バタバタしてますので数日時間をもらいたいと思います(スイマセン:汗)。

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