昨日説明した様に、一攫千金を狙うユーチューバーの現実は非常に厳しい。
多くの消えゆくクライアントを見てきた話をしたが、結局泣かず飛ばすのままだった人も居るし、一度は成功したものの、物凄い勢いで衰退して消えた人もいる(汗)。

どっちも悲惨な事は間違いないのだが、なまじ儲かっていたのに堕ちていくとなれば、収入にも直結して下がっていくのだから地獄である(汗)。

多くのユーザーに認められればチャンネル登録者が増え、その数こそ価値を持つ部分も大きい。仮にチャンネル登録者数が10万人として、月の収益が40万円とする。制作にかかる費用が15万円だとしても25万円が入ってくる計算になるので、利益は何とか出ている事になるとしてもサラリーマン並みだし、税金は払ってないので少ないぐらいだろう。
これが下がってくると収入にもダイレクトに影響するのだから、いかに悲惨な状況なのかは言うまでもない(汗)。しかも下がる原因・改善に辿り着いて復活できたとしても、それまでの間に用意した未公開分のストックは残している。つまり、制作費用はかかっているのに回収できない状態なのである(ちなみに復活したチャンネルもオレは今のところ見た事がないし、堕ちるのみである:汗)。

だからオレが関わってきたクライアント、20万人超えのチャンネルでも終わってしまった所もあるし、他のチャンネルから「こういう伸びてるチャンネルを真似したい」と目標にされ相談されるぐらい、50万人超えのチャンネルも消えてしまった(ソコはグッズ販売まで手掛けるぐらい大きなチャンネルだったが、既に止まっている:汗)。

つまり、全盛期は毎月数百万クラスの金額が入っていた生活から、わずか数円程度の収入まで凄いスピードで下がっていくのだ(汗)。

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これはホントに生々しく目も当てられない様な惨状で、あの時のクライアントたちは今どうしてるのだろうかと思う(汗)。

さっぱり新しい動画が公開されなくなって1ヶ月が過ぎ、2ヶ月・3ヶ月と経っていき、1年が経とうという11ヶ月目ぐらいで、1つだけ動画が公開されたりする。
あまり公開されないままだとYouTube側で消されてしまう事を警戒しての苦肉の策で、「(まだ諦めた訳じゃない)」という気概は感じるが、1年も過ぎれば時代も動いて新しいニーズに変わっているし、1年ぶりに1年前に作った動画を公開した所で伸びるはずもない……。

そしてオレがディレクターとして関わってきたチャンネルなんかだと、『まだ未公開分のストック』が『どれぐらい残っているか?』もおおよそ解る(汗)。「(あれだけ作ったストックはどうするつもりなんだろう……)」と思ってしまうし、それでも無情に時は流れ、11ヶ月後にポツリと1つだけ公開される。そんなチャンネルをいくつも知っているが、当然ファンはそんな事情など知らないので「1年ぶりですね!」「待ってました!」「やっぱりサイコーです!」なんて無責任なコメントを送ってくる(汗)。

しかし裏で起きている事情は全然違うし、現実は甘くないのである(汗)。

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