うっかりしていたが最新号のバイブズが発売される前に、現在発売中バイブズの『カカト落とし1/2〜2/2』のウラ話をしておきたいと思う

ロナウドと同じショベルに乗りながら、オレのショベルの方がスピードが速いと言い出したロナウドに付き合って、実際どれぐらい性能が違うのかを確かめるべく2人で夜の高速で並走して競争してみる事にしたのだが、高速に乗る前に入ったガソリンスタンドで足を置くステップにズボンのスソが引っかかり、オープンベルトに巻き込まれてカカトごと削られるという大ケガをした(汗)

この頃にはバイクに乗る時の格好もだいぶ変わってきていて、それこそ革ジャンからブーツ、チャップスまで穿いていたのはホントの初期の頃のみで、そのまま電車にも乗れるぐらいラフな格好とスニーカーで乗っていた為にスニーカーのカカトごと大破したわけである

過去の回でも描いたように飲酒運転で単独事故を起こして顔を11針縫ったオレは、飲酒だった為に麻酔なしの状態で縫われた事が今でも「(『傷口を縫う』ってこんなに痛いのか?)」というトラウマになっている(汗)

今回は当然飲酒していたわけではないので縫うなら麻酔もしたのだろうが、オレの中ではそれでも恐ろしいぐらいの激痛だったのだ

ロナウドが開いている薬局を探しに行っている間に治療で縫われない為には『縫いつける』ための肉片が無ければ大丈夫と思いついたオレは、バイクに積んでいた車載工具からニッパーを取り出し、ガソリンスタンドのトイレで洗ってライターで熱して殺菌し、ザクザクと切り離したのである

戻ってきたロナウドに包帯やガーゼをもらって応急処置をし、レースは中断して自宅まで送ってもらったのだが、ロナウドを見送った後に風呂に入った事でイッキに血行がよくなったのか、出血が再び始まってしまった(汗)

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洗面器に足を突っ込んでしばらく考えていたのだが、どんどん溜まっていく血だまりを見て「(下手すりゃこのまま死ぬかも……)」と不安になったオレは、深夜だったが救急車を呼ぶ事にしたのであった

「夜中で近所迷惑になるからサイレンは鳴らさないで」というお願いはあっさりスルーされ、けたたましくサイレンを鳴らす救急車を呼び止めて病院に行ったオレは、案の定医者に「めくれた部分が無いのは何故だ?」と聞かれた

オレは「解らないです」を言い続けて「そうすると縫えないよ」と言われ、「仕方ないです」と言ったのだが(←ここで心の中では安心している)、「縫わないと治るのに時間もかかるし傷跡も残っちゃうよ?」と医者も困っていた

オレとしては別に足ぐらい傷跡が残ったっていいし、少々治るまでに時間がかかろうがあんな痛い思いをするよりはマシというわけで「全然オッケーす」と縫わずに治療をしてもらったのである

言われたほど治るまでに時間がかかった気はしなかったが、「動かすと傷口が開くから」としばらくは松葉杖だったし、薄くはなってきたが傷は今でも残っている

ハーレーのベルトがムキ出しのオープンプライマリーでミッドコントロールなら起こりえる事故なので「(あるあるかな…)」と思って描いてみたのだが、カッコイイ見た目と危険は隣り合わせでもあるのだ

そしてやっぱりブーツだったら回避できたわけで、オレは体験したからこそスニーカーでも気をつけて乗っているのだが、こんな目には遭わないように同じような仕様に乗るハーレー乗りの方には注意が必要だと思う

そんなわけで明後日はバイブズ発売日です

もちろん最新の『ザ・ワイルドマン』も載っているし、今年はネタ満載なので早くもU.T.Cシリーズ6がスタートします

自粛ムードの中ですが、少しでもキャンプツーリング気分を味わってね!

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