ヨメさんが友達と出かけてくるというので、オレもバイクで遊びに行く事にした
雨ならおとなしく家で製作を進めているが、この日は運良く曇りで、「(それならば…)」と気晴らしに外に出る方を選ぶ(笑)タイヤ交換を済ませて絶好調なハーレーはこの前乗ったばかりなので『風乗りジョニー号』で出発
実は今年のTシャツのデザインで、背中のデザインは決まったものの、前面と腕部分がイマイチで、行き詰まっていたのだ
何かヒントとアイデアにつながればと高円寺に来て、ウインドショッピングがてらお店を回った
古着の街で有名な高円寺だが、呑み屋も増えていた。休日なのでカップルや友達同士といった感じで人も多かったが、どのお店も似たり寄ったりの品揃えという印象だった
思い切りチョロイ古着か、思い切り高額な古着といった感じで二分化され、ヴィンテージと称してゼロが1つどころか2つ多いような古着があれば、パジャマにすらならないような、褪せて状態の悪い二流品が目立つ
古着屋事情として売る『販売』よりも在庫を確保する『買い付け』が重要なのだが、どこも頭打ちまできて良品の在庫を確保できなくなってきている気がする
その背景にはユニ◯ロやG◯、H◯Mといった、低価格でひととおり揃えられる大型ショップが増え、そこで済ませてしまう利用者が増えた事があるようにも思う
もともと古着の街として他の繁華街とは線引きができていたのにそうなると潰し合いで、潰し合いに負けて閉店に追い込まれた店は人は来るので飲食店へと変わり、今度は飲食同士で価格を下げたり営業時間を広げたりして客を取り込み、そこでもまた新たな潰し合いが生まれる。飲食店が多くて賑わっているように見える街も、飲食店側にしてみると「大変ですよ」と嘆く背景にはこういう事情があるのかも知れない
上野のアメ横なんかが良い例だが、かつての様子はどこへやらで近年は飲食の方が賑わってきているが、飲食で賑わっても数が多ければ足の引っ張り合いも生まれるわけで、飲食だって楽ではないのだ
Tシャツのアイデアどころかそんな現実を見て考えさせられ、「(高円寺もこれからは古着屋が減っていくのかも知れないな…)」なんて思いつつ家に帰った
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ヨメさんと合流して呑みに行き、〆は新しくできたラーメン屋に行った
オレの街も飲食は盛んだが、同じ事が言える
新しくできたラーメン屋は少し前まで立ち飲み屋だったし、その前はたこ焼き屋だった
賃料が高く、それをペイできるほど集客できないのである
それは周りに同じ飲食店が多い事も大きな理由で、結果足の引っ張り合いになっているのだ
確かに美味しいラーメンでまた来たいとも思ったが、このお店も長くはないかも知れない
お店のハコに対して従業員が3人いたが、この場所で利益を出すなら基本1人で繁忙期のみ2人ぐらいじゃないと、割が合わないはずである
どこも厳しい、改めて考えさせられたがやはり『考える事』が重要なのだとも思った
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