ハーレーの車載工具

最近考えているバイクに積む荷物をいかに減らし、軽くするかの課題の中で、いつも積んでいる車載工具もそこそこ重要な問題で、実際積んで走ってこそいるが使わない方がはるかに多い

これこそ典型的な『あれば便利』な部類に入るのかも知れないぐらいキリがなくて、でも『最悪無ければ何とかなる』＝レッカーになってしまうので、見極めが難しい問題である

今の現行車であるツインカムは早々壊れたりしないと思うが、それでもハーレーはインチ工具なのでイザ何かあってもガソリンスタンドとかで貸してもらえる工具ではまかないきれない工具ばかりだ

オレのシートを張り替えてくれたシート屋の久保田クンなんかは同じショベルに乗るクセに、一切工具を積まないスタイルの為、バッテリーの端子が外れてしまい、ドライバー1本あればすぐに復旧できたトラブルを数キロ押して帰ったりしていた

そんな話を聞くとゾッとするし、やはり最低限の工具は持っていたい所だが、これだけ乗ってきても未だその見極めができていないようで情けない

この前ロナウドとダニエルの3人でキャンプに行こうとしてロナウドのバイクが壊れたが、ロナウドが六角レンチを持って来なかった為にオレが道具を出すはめになった

ロナウドとは昔、夏のUTCの帰りに伊豆の修善寺バイパスでロナウドのベルトが断裂して切れて、片側1車線の登り坂だった為に押す事もできなければUターンして戻る事もできず、炎天下のバイパスの路肩でクラッチをバラして予備のベルトと交換するという、地獄のようなトラブルを味わった（汗）

車やトラックがすごいスピードでバンバン通るすぐワキで、二人してかがみ込んでクラッチを外すのだが、極小のクリップを外す為の工具、スナップリングプライヤを持っていなかった為に外せず、オレとロナウドのマイナスドライバー2本を組み合わせながら外科医の手術のように決死の作業で取り外した

その後すぐに二人でスナップリングプライヤを買いに行ったが、それから一度も使う機会がないまま、もう10年ぐらい過ぎている（汗）

これもハーレー特有のあるあるかも知れないが、乗っている人それぞれで必要な工具は違う気がするし、それだけ自分のバイクにクセがあるのも面白い

オレでいうなら1/2と9/16と10mm、あとは六角レンチとドライバー、ラジオペンチとニッパー、平行プライヤーとバイスグリッププライヤーで、プラグレンチ以外で使うのはせいぜいがこれぐらいなのだが、「（このメガネレンチ1本加わった所で大した重さじゃないわな）」なんてなって、どうしても余計な物が入ってしまう

昔から散々トラブルに遭ってきた名残で、もう明らかにそんな頻度で壊れる事は無いのだが、悲しい性である

これからはより選別し、見直そうと思う