外伝として別の物語にでも残そうと思っていたのだが、なかなかそんな時間もないので書こうと思う。
今さらながら、オレが脱サラしたキッカケは『ある事件』で、ぶっちゃけて言えば、当時同じ職場だった5つ上ぐらいの同僚をブッ飛ばしたからである(苦笑)。
まぁ、とっくに示談も済んでる時効の話なのだが、その時の環境が劣悪で、取引先にある5〜6畳程度の狭い一室を借りて、取引先で問題が起きたらすぐに対応・解決する仕事を担当していた。
その為に男4人が狭い空間でひたすら待機というのだから、息も詰まるし、精神的にも疲れる事は言うまでもない。
オレは後から助っ人として配属されたのだが、既にいた3人の関係が非常に悪く、その雰囲気を改善させる為にも白羽の矢が立てられた訳だ(苦笑)。
特に問題だったヤツをオレが成敗した時には、他の2人も「遅かれ早かれ誰かが手を出してた」「オレなんてかなり我慢した方ですよ」なんて言ってたぐらいだから、いかに日頃の関係が不味かったか解ってもらえると思う。
そんな状況を代表の責任者が本社に相談しても、離れた場所で起きている問題なんて取り合ってもくれず、何度相談しようが放置されていた訳だ。
結局事件になってしまうのだが、問題だったヤツが「やれるものならやってみろ」と言うので、「(それならば…)」という事で、オレが成敗した(苦笑)。
そしたら仕事を放棄して帰ると騒ぎ出し、途中の警察に駆け込んだものだから大騒ぎになってしまう。
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会社内で起きた問題を外部の警察に持ち込む時点で、ソイツの頭の中身も解り易いが、勝手にそんな事をすれば大問題になる事は言うまでもない。
もちろん手を出した事はオレが悪いし、先に説明した様に示談も済んだ話なのだが、コトが大きくなると会社は手のひらを返して、全ての責任をオレに押し付けた。
『日頃の関係が悪いなんて嘘で、オレが勝手に暴走しただけ』だと。
オレは自分の罪は反省するが、仕事中に起きた事件である以上、上司となる管理者の責任もある訳で、そいつらには一切お咎めがなく、オレだけに全責任を負わせた事には納得できなかった。
同じ環境の中にいて、本社に訴え続けていた責任者の奴は、出世欲の塊みたいな奴で、オレが会社を辞めた後に問題が起きた後にも関わらず、なぜか課長に昇格している。
散々「本社に泣きついても話を聞いてくれない」と愚痴をこぼしてたのに、オレが会社を相手どって裁判を起こした時は、検事と弁護士の前で「何も問題はなかった」と、しゃあしゃあと嘘をついたし、オレは冷ややかにソイツの顔を見ていたが、よほど後ろめたいのか、最後までこっちに目を向ける事はなかった(笑)。
まぁ、その事件がキッカケになって、25年以上働いた会社を辞める事になったのだが、明日からはそんなオレの『ロックな人生』について触れてみたいと思う(苦笑)。
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