オレの仕事は文章でのメッセージが主なので、相手とのコミニュケーションとして日本語の使い方が非常に重要になるのだが、だからこそ文章だけで、相手の本質が見えたりもする。

例えば返信スピードによるレスポンスだって、『相手がどれくらい気にかけてるか』が解るし、返ってきた文面でも不充分な内容ならば、またこっちから再度確認を取る必要があり、「(……馬鹿なの?)」なんて思ったりする(汗)。

すぐに返信が返ってきたとメッセージを開いてみれば、「了解しました!」や「承知です!」の一言だけだったりして、そんなのリアクション(『いいね』)で良いじゃんと思うし、「(……で、何なの?)」と意味不明で、やっぱり「(……馬鹿なの?)」なんて思う訳だ(汗)。

そして意外とそういった人こそ、同業者側よりクライアント側だったりする訳で、「(……この人ホントに仕事できる人なのかな?)」なんて疑ってしまうし、メッセージのみのやり取りというのは難しいのである(苦笑)。

少し前にやたらキレ易いクライアントと仕事をしたのだが、その人(女性)は沸点が低く、キレると文章の末尾に『!』を付ける(汗)。

もうお分かりだと思うが、『!』という文字は、『強く』『強調させる』という意味合いであり、『意図的に』自分で加えない限りは増えない文字だ。
・どういう事ですか!
・さっき伝えましたよね!
・こっちの方が解りませんけど!
これはどう読んでも平常ではなく、『怒ってる印象』を相手に伝えるし、自分から意図的に『!』を加えない限り、カッテに付いてくる文字ではないのである(苦笑)。

スポンサーリンク

だから相手側であるオレも「(自分で入力した文章の最後にわざわざ『!』を足して締めて、『怒ってる&苛立ってること』をアピールしてるんだな……)」と察するし、「(メンドクセー……)」になる(笑)。

仕事なので、コッチも本性を表したりしないが、「(ちょっと脅かしとこうかな……)」ぐらいは思うし、これっきりのビジネスだと割り切る事は言うまでもない(苦笑)。

オレはディレクターなので、構成も担当しながら文字も扱うのだが、その人の謳い文句であるキャッチコピーが「悠々自適な生活!」「◯◯社からオファーを受けて登壇!」「家族の行事は全部参加!」といったアピールが並ぶ中、恋人という『パートナー』の存在については、一切触れてない事に違和感を持った。

アピールなので、ターゲットとなる顧客に魅力的・憧れを抱いてもらうキャッチコピーが必要であり、本来ならば『大好きなパートナーと、好きなだけ時間を共有してます♪』なんて文言も入れるべきだと思ったのだが、そこには一切触れず「(……家族の行事?)」だけである事に、物足りなさを感じた訳だ(笑)。

が、「(そりゃこんだけキレ易くてワガママなら、恋人なんて居ないわな……)」と察した事は言うまでもないし、昔からいう『文字は人を現す』とは、良く言ったものなのである(ちょっと意味が違うか:笑)。

スポンサーリンク