SNSで、ちょっとした知り合いのアカウントを見つけたハナシ。
その人はハーレー業界で一応(?)有名な人なのだが、フォロワーが5000人以上もいるのに、その人自身がフォローしている人がゼロである事に「?」と違和感をもった。
その人の過去の投稿を見てみると、定期的にハーレーの写真とか上げてるんだけど、『いいね』という評価がゼロで、全く無い(汗)。

5000人以上のフォロワーがいるのに? と、ますます違和感を感じたオレは、その人が過去に上げた写真をどんどん見ていった訳です(苦笑)。
その人はインスタグラマーというか、自分が撮った写真を世界に向けて発信して、認められれば(フォロワーが増えれば)、その人の評価も上がる。
要はその人に何かお願いすれば、「5000人に発信(宣伝)できますよ」という、SNSの仕組みを利用して、服とか作って売ってる訳だ。

だから写真の中には芸能人と肩を並べて写ってる写真なんかもあって、写真そのものが結構な数だったので、その芸能人との1枚に絞ってどんどん遡って見て行った。
すると、その写真だけでも過去に6〜7枚同じものを使い回していて、要はバレない・気づかれない様に時期をずらしながら、他人の目につき易い、芸能人との2ショットを載せてたのである(苦笑)。

調べてる途中から気がついたのは、他にもそんな写真がいっぱいあって、多いものでは10回以上・20回近く同じ写真を使い回している(笑)。

なるほどと注意してみると、有名人らしき人物と一緒に写ってる写真はどれも、『その人から』肩に手を回して仲が良さそうに見せているが、相手側は共通して「写真を撮らせて下さい」とお願いされて撮った様な写真ばかり。それを使い回しているのだから、なんとも小狡いというか、ハッタリというか、要はニセモノである(汗)。
スポンサーリンク
フォロワーの数は人数ごとに買えるシステムもあるので、5000という数も、買った偽りの数字である事は間違いないだろう。
「僕はこれだけフォロワーがいて影響力がありますよ」という数字は嘘なのだが、現代社会において『数』は『力』な訳で、だからこそ姑息な手段を使ってでも、戦略として選ばれるケースがある。
本来はブーストさせる事が目的で、買ったインチキのフォロワーがいる内に本当のフォロワーが増えていけば、偽物の5000人に紛れて自然と立ち上がっていくのだろうが、実力が伴わなければ成功しない事は言うまでもない。

そして数は力である以上に、今の時代は『情報』が『力』を左右するし、管理する媒体も不正を知っているから、対策で金では買えない線引きとして、『いいね』という『評価』を重要視する方向に切り替えている。
つまり、5000人いようが10000人いようが、評価の数が少なければ影響力と見做さない方へ舵を切り始めているのだ。

例えば知名度のある芸能人がYouTubeに参入したりすれば、いきなり桁外れなフォロワーが揃ったりする。だったらその人に広告料を払えば、宣伝効果も高いだろうという流れだったのが、YouTubeならば『投稿数』から『再生時間』になって、それが『高評価』にと、基準が変わって来ている。
つまり、適当な名前とアドレスでアカウントを作ってフォロワーとして売る(=そういった専門業者もいて、商売として成り立つ)が、個々の判断で評価をしたり、コメントを残したりは現状難しいというわけ。

それでもオレの様に辿って調べる人なんてなかなか居ないだろうから、気付かれる事は難しいし、インチキで始めた人も「嘘でした」なんて言えないだけに、広告単価を下げられて激安でピンチだろうと、ブーストがかかるまで踊り続けるしかない(汗)。
きっとAIの参入で更に上をいくインチキが出て、それを取り締まろうと動くイタチごっこになるのだろうが、何にせよ名前も顔も出しちゃって、自社としても販売している以上、その人には厳しい道しかない気がするし、そういったシステムも含めて、時代の流れを読む事は重要なのである(笑)。
スポンサーリンク