あるクライアントから「漫画の事はよく解らないので助かります」と、ディレクターの依頼を受けたのだが、その方は女性で、なかなか跳ねっ返りが強い(苦笑)。

メッセージのやり取りが主なので、誤解されると「どうしてそうなるですか?」と癇癪スイッチが入ってしまう為に、コッチも色々と気を使っている(汗)。

雇い主である以上、ある程度は仕方がないと思っているのだが、先日「こんなイメージなんです」と最初に寄越してきた見本が、別な物に変わっているという問題が起きた(汗)。

最初に渡された見本を漫画家さんにも見せて、『こういうイメージで描いて欲しい』と伝えてあったのに、見本が変われば漫画家にも変更してもらわなければならない。
最初の見本とは『絵のタッチ』が変わっている事から、こういう場合は教えてもらわなければ困る事を訴えても、漫画の事はよく解らないと言ってるだけに「どうしてマズイんですか?」と問題が伝わらない(汗)。

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最初の見本と新しい見本では、絵のタッチが違うと伝えたのだが、「『タッチ』って何ですか?」と言われて面食らった(汗)。

オレにしてみれば「(えっ…ソコから?)」だし、実際『タッチ』を説明しろと言われても、言葉で説明する事は難しい(苦笑)。

例えば『ちびまる子ちゃん』と『北斗の拳』では、明らかに絵の表現方法が違い、少ない線でシンプルにまとめる『ちびまる子ちゃん』と、劇画調に描き込む『北斗の拳』では対極の仕上がりとも言える。
漫画家さんに「『ちびまる子ちゃん』風に描いて下さい」とお願いしていたものを、突然『北斗の拳』になって「違うじゃないですか」とクレームを言われても困るのだが、それすら理解できないのである(汗)。

まぁ、根気よく説明して何とか解ってもらったが、最悪は途中だろうと貰うモノを貰って(契約を)切っちゃうか…なんて思うぐらい、結構面倒くさかった(そうかと思えば数日後に「オレが居てホントに助かった」なんて寄越してくるのだから、また面倒くさい相手なのだ:苦笑)。

一方では別の漫画家さんが「ラフが終わりました」なんて寄越してきて、チェックしようと見てみると、『線』が途切れ途切れで、『肘』や『膝』の関節が3つや4つもある(汗)。

「(1本の線なんて引ききれよ!)」と思うし、「(どうしてそうなるの?)」なのだが、こんな所にすら赤字を入れなきゃならんのかとゲンナリしてしまう(汗)。
上手い子もいるのだが、ダメな子も当然いて、自分の得意なカット&アングル以外は全然ダメ。
人体の身体の構造に対して、肩の位置や首元の鎖骨の位置がとんでもない事になってたり、「(宇宙人か!)」とツッコミたくなる様なカットも、まれに上がってくるのである(汗)。

双方の間に入るオレとしては「(おいおいおいおい……)」なのだが、これで稼いでいる以上は付き合っていくしかないし、たまに「(どいつもこいつも……)」とゲンナリしているのである(苦笑)。

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