オレは仕事柄、世に出ている漫画やアニメなんかを色々と見て分析するのだが、その分析でも理解できずに解らないジャンルがあって、その1つが『食』を題材にした漫画やアニメである(苦笑)。

まず大前提として、人気がある=面白ければ、『もう一度見たい』という意欲が働く訳で、ほぼ必ずと言って良いというほど、人気がある=は全員ではないにせよ、繰り返しリピートされ見られているはずなのだ。

それに対し『食』は、見る人が「(美味しそうだな…)」と思っても、一度見れば充分で、繰り返し見るものではない。料理本の様に、調理の説明や特産地なんかを触れるのも、その分『文字』という文章が増えてしまう訳で、漫画の絵と情報が重なって読みづらい・見づらくなってしまい、それならば最初からカラーの料理ブック等の雑誌で良いはずなのだ。

だから正直、一定層でずっと人気(需要)がある、『食』を題材にしたジャンルの漫画やアニメのメカニズムが攻略できないままでいる(苦笑)。
何故そんなに人気があるのか、オレには解らないままなのである(苦笑)。

『食』とは、人間の3大欲求『食欲』『性欲』『睡眠欲』の1つでもあって、実際『性欲』をつかさどるエロ系はエロ本と同じで、ずっと需要があるしターゲットとなる年代層も幅広い。
最近はオープンな時代のせいか、女性用のエロなんかも見直されているし、同性愛なんてテーマも出回ってきている。睡眠をつかさどる欲求は、眠っている以上脳が働いてないので、これをジャンルに分けて漫画・アニメを作る事は難しいが、本を読んで『眠くなる』というのは、どこかで繋がっているのかも知れない(苦笑)。

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ただ『食』に関しては、「(美味しそう)」「(食べたい)」と動かす欲求で、実写には勝てないと思っていて、漫画やアニメで表現するなら、料理雑誌や食レポの方が説得力は大きいはずなのだ。

だからこの層の需要が未だに解らないし、オレの理解が及ばない・未知の世界という事になる(苦笑)。

もう1つは『探偵モノ』で、このジャンルもまた解らないのは、どんなに巧妙なトリックを考えたとしても、一度見れば『犯人が解ってしまう』訳で、これも「(もう1回見たい)」という衝動には結びつかない気がする(汗)。

しかし現実には、子供向けの人気探偵アニメがケタ外れな興行収入を叩き出しているし、これは親が同伴とはいえ、繰り返し見に行く支持が得られなければ到達しないだろう。

この様に、『分析』と言えば聞こえは良いのだが、「わっかんねぇなぁ……」「……何が面白いんだコレ?」と、オレなりに頭を抱えているのである(苦笑)。

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