皆さんは世に出回る不思議な話を信じるタイプだろうか?
オレは全否定もしなければ鵜呑みにする訳でもないのだが、そうなると『ある程度は事実』と認める結論にもなってしまう(笑)。

最近不思議な体験談として、高額な料金だが当たる事で有名な占い師に占ってもらった主婦の話を聞いた。
占い師の老婆いわく「あなたは大陸(中国)に行っていた事があるね」といきなり中国で働いていた過去を言い当てたらしいが、その時に向こうの神様が憑いてきてしまっているのだという。

「残念だけど神様だからお祓いは効かない」と言われてしまい、「あなたの息子が成人になるまで、あなたは死んでしまうだろう」と言われたらしい。
主婦には確かに息子がおり、成人するまでは5年。身体は健康そのものだし病気もないのに「あと5年しか生きられないの?」と聞いても「決まっている事だから」と言われ、「どうして普通の主婦である私が神様に選ばれたの?」と聞いても「神様にも好みがあるんだよ」と言われた。
占い師の老婆はよっぽど主婦を気の毒だと思ったのか、「お金は受け取れないよ」と高額にもかかわらず一銭も受け取らなかったというのだから、ますます老婆の話しがホントっぽく感じてしまったそうだ。

それでも主婦は前向きな性格だったので「5年で死んでたまるか」「絶対に5年以上生きて、もう一度あの占い師に会いに行ってやろう」と意気込んでいたそうだが、あるとき有名な神社に行く機会があったので、神主さんにも占い師の老婆に言われた事を確かめてみたらしい。

しかし神主さんも「悪いけどお祓いはできない」と断られ、「運命だから怖がらなくても良い」と言われてしまい、ますます信じるしかなくなってしまったそうだ。

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結局5年が過ぎたのだが、彼女は助かった。

その間に何が起きたのかというと、息子が19歳で結婚して相手に子供が産まれたのだ。
『息子が成人するまで』と言われた期間の間に息子が自立した事により、主婦の『母としての役目』が降りたらしい(この主婦は5年後にもう一度神社へ足を運び、神主さんから教えられたそうだ)。

『母』としての自覚はそれだけエネルギーを持っていて、「それが消えた時にきっと憑いていた神様も消えたのだろう」と言われたそうだが、なんとも不思議な話である。

その主婦はそれまでにも厄災は起ころうとしていたが、すでに亡くなった親族に将門の首塚などを崇拝する者がいるらしく、主婦を護ってくれていたらしい。それでも大陸の神様までは護れなかったというのだから驚きだし、そんな話を聞くと神様を崇めたり先祖を敬う事はやっぱり大切な様にも思えてしまう。

信じる・信じないとは別の話で、主婦が嘘を言ってるとも思えないし、占い師の老婆や神主さんが適当な事を言っている様にも思えない(そもそも誰も嘘をいう必要がない)。

なんとも不思議な話だし、オレもやっぱりお墓参りは続けようと思うのだった(笑)。

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