ディレクターとして、新しいクライアントとミーティングで話していた時のお話し。

クライアントの希望は既にチャンネルを運営されているものの、今回新しいチャンネルを別に立ち上げたいとの事で、ライターを雇う為にマニュアルを作って欲しいという(オレは脚本家でもあるので、ライターさんが作業し易い様にマニュアルを作ったりもする:笑)。

ただ、参入したいジャンルが今は溢れている激戦区のジャンルだったので、オレの意見としては反対し、今のチャンネルを見直してもっと収益化を増やし、予算として蓄えてから再出発する事。
要は焦って慌てずに、体制を強化している間にアイデアを練り直しましょうという訳だ。

既に運営されているチャンネルというのは、外人のモデルさんを使って日本の良さを伝えるチャンネル。漫画や朗読系ではなく実写になるが、オレは実写のチャンネルにも関わり、実写に漫画のイラストで『汗』や『怒りマーク』を足したり、漫画のフキダシを入れてセリフでは喋らない『心の声』なんかを入れる仕事もしている(笑)。

モデルの外人さんが日本の良さを伝えているのに、主な視聴者は日本人ばかりだと言う。だったら日本語以外の言語に変えて、海外に向けて発信するべきだと伝えた(日本の食や文化に関心を持つ外国人は意外と多い)。

海外で多く普及している言語は英語やスペイン語、中国語だが、その辺りの言語を話せる声優を探す事になって、オレがパイプを持っている声優さんは日本語以外も話せるのか聞いてみる事になった。
声優さんの声をクライアントに聞いてもらうと、とても気に入ってくれたのだが、他の言語が話せるのかまでは解らない。

声優さんに聞いてみると、日本語以外は話せないが、関西弁は話せるらしい(笑)。
関西弁を話す女性というのが、跳ねっ返りの強いイメージがあって、女性である声優さんの可愛さや愛嬌が半減してしまう気がしたのだが、声優さんは関西生まれの関西育ち・関西在住で、関西でも京都寄り、反対側の岸和田の方ではないので、そんなに乱暴(?)ではないらしい。

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外国語を話せない時点で今回の件には当てはまらないのだが、関西弁で話しているサンプルにと過去の作品を送ってくれたのだが、それは関西方面で使われているTVのCMだった(汗)。

声優さんなのでCMの中では違う絵柄を使って音声だけが声優さんの声なのだが、改めて凄い人なのだとヨメさんと驚いた(汗)。

もう1つ驚いたのが、もともとパイプを作っておこうとキッカケになった仕事はバリバリの東京弁(?)だった訳で、そんなコテコテな関西弁など微塵も感じさせない、聞いてみるまでは全然解らなかった事だ。

SNSをフィールドにして仕事をしているオレは、メッセージのやり取りが主で、たまにミーティングなどで通話するぐらい。
メッセージの『文章』や『文面』は当然東京弁(?)が標準なので、文章だけでは関西出身なんて解らないし、これが当たり前になっているのは、子供の頃に『国語』として教えられているからだ。

今まで考えた事もなかったが、「なるほどねぇ……」なんてヨメさんと話して、教育の重要性を改めて知ったし、東京弁(?)しか話せないオレは、使い分けられる事にも凄いと思った(笑)。

そしてミーティングをしているクライアントは、沖縄生まれの沖縄育ちで、沖縄からオレと通話をしてミーティングしていた(笑)。

沖縄にも方言はあるのだろうが、話していても全く違和感を感じなかったし、言われるまでは気づかなかった(笑)。

そんな相手と仕事のやり取りをして報酬を振り込んでもらっているのだから、いやはや改めて凄い時代である(しかもまぁまぁ儲かった:笑)。

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