魚を食べる若者が減っているというニュースを見て、何とも勿体ない気がした。
オレは肉よりも魚派なので、魚なんて毎日でも食べたいぐらいだし、歳を取るほど加速している様な気がする(笑)。

もちろん『魚だったら何でも良い』訳ではないし、歳を取った以外でも魚の魅力にハマッた理由は、より美味しい魚料理を知る機会が増えていった事も関係する。

魚なんて鮮度が命と思っていたし、刺身以上に美味しい魚料理なんて無いと思っていたのだが、美味しい魚は焼き魚でも煮魚でも美味しいし、フライでも同じだ。

それを見逃してしまっていた若い頃を、後悔するぐらい損をしていると思うし、今は多くの魅力を知った事で世界が広がったとも思う(笑)。

若い頃に、バイクの仲間たちと毎年夏休みに伊豆までキャンプに行っていて、途中の港町で昼食を食べる事が定番だった。

目の前がモロに漁港なので、刺身定食や鉄火丼がバツグンに美味くて、オレは毎年行く度に鉄板メニューとして欠かさず食べていたのだが、ロナウドたちは『アナゴ天丼』を食べていた。

別にアナゴ自体嫌いではないのだが、アナゴ天丼なんて東京でも食べれるし、そもそも真夏に行った1番暑い時間帯に、『天ぷら』というメニューを食べる事が考えられず、オレはずっと敬遠していた。

ヤツらいわくメチャクチャ美味いらしいのだが、オレは刺身定食の方が美味しいと思った訳だ(笑)。

だが、ある年にたまたまアナゴ天丼を食べる機会があって、その美味しさにぶったまげた。

スポンサーリンク

今まで食べてきたアナゴ天丼とは明らかに別格で、こんな美味いメニューがあったのかと衝撃を受け、その年をキッカケに、それからは真夏だろうとアナゴ天丼しか食べないぐらい、メンバー全員がアナゴ天丼を食べるようになったのである(笑)。

ヨメさんと付き合って結婚してからも伊豆に行っているが、「(あの美味いアナゴ天丼を是非一度食わせてやりたい)」と思って連れて行ったものの、お店は閉店して潰れてしまった(汗)。

今は別の店で美味しいアナゴ天丼が食べれるお店を見つけたが、あの港町のアナゴ天丼は、もう二度と食べられない(汗)。

そう思うと残念でならないし、それと同時に「(もっと早い段階から食べてれば良かった…)」「(なぜオレは刺身定食なんかを…)」とも思ってしまう(笑)。

たかがアナゴ天丼なのだが、オレの頭の中では『侮るなかれ!』という教訓が、強力にインプットされた記憶でもあるのだ(笑)。

スポンサーリンク