昨日、早川夫妻と呑みに行った話をしたが、早川クンが刺繍屋として独立したのはオレよりも数年前である。

同じハーレー乗りでありながら、ジャンルこそ違えど『作り手』という共通する部分でも盛り上がり、楽しい時間を過ごしたのだが、オレも彼も早い段階からセミリタイアし、今も何とか世の中を渡っている事を讃えあった(笑)。

フリーでの活動はオレの方が後輩になるが、当時はコロナなど無かったし、コロナが来る事も知らない。こんな世の中になるとは思わなかったが、ある意味予測していたのは個人でも生活していける『働き方の道筋を立てる』事で、そのおかげでコロナのドタバタが起きても何とか生活できている。

コロナで遠出はできなくなってしまったが、コロナの前からオレはヨメさんと近所を呑み歩いていたし、ハーレーも乗っていた。趣味や生活を変えずに暮らせる理由は、紛れもなく仕事として成り立っているからだと思う。

オレは漫画家でスタートしたが、AIの進出で漫画1本だけでは厳しくなると予測していたし、日本語の難しさからシナリオの攻略は難しいだろうと踏んで、脚本家の方で動いていた。

このブログでも取り上げた事があるが、漫画は無くならないはずでも、表現方法はAIの進出で劇的にハードルが下がるはずなので、それを使って『どう表現するか?』の感性を磨くべきだと考えていたのだ。

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早川クンは刺繍なので、AIとは直接関係なさそうではあるが、刺繍のデザインはAIも関わってくるはずで、オレの様なSNSをフィールドにしない、衣類というモノを扱う以上、少子化で減っていく客を相手に厳しくなる事は間違いない。コロナでテレワークが増え、服を着て外出する機会も減れば、更に厳しくなるだろう。

それでも彼は独特のセンスと表現力で世の中を相手に立ち回り、ドイツのハーレーのイベントに招待されて行ったりしているのだから、大したものだと思う。

50歳を前にして、昼間っから酒を呑んで遊び、ゆる〜く生きているが、お互い考えるべき所はちゃんと考えているのだろう。

早川クンには聞きそびれたが、彼もきっと『遊んで生きる』事を『真剣』に考えて頑張っているのだと思うし、オレも頑張ろうと刺激になった(笑)。

お互いに共通したのは「あの時のスタートを今始めるとしたら、心が折れるほどシンドイ」だった(笑)。

時代の流れを見てみれば、避けては通れない道があり、後回しにするほど状況は悪化し、腰も重くなってしまう。

一応経験者という立場でオレたちが感じた事なので、これは間違いないと思う。

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