これからAIがどんどん進出していって、多くのものが淘汰されて無くなっていく。カセットテープがCDに変わり、MDに変わってiPodが生まれた様に。もはやiPodも無くなったが、その裏ではCDのレンタルショップが軒並み潰れたのと同じで、時代の変化と流れである。

当然ながらオレは専門家でも何でもない、ただの酔っ払いのオッさんなので、あくまで個人的な見解と予測だと断っておくが、そういった観点からオレは漫画の仕事よりもシナリオの仕事の方にウェイトを置いてきた訳だ。

シナリオという【文字】を扱う仕事は、AIに置き換わる事は難しいと読んでいる。理由は日本語特有の文字の複雑さで、英語の様なアルファベットでの組み合わせで作る単語だけでは作れない。

厳密に言えば、置き換わったとしてもハリボテで、文章としては成立しない・使えるシロモノではないだろうと考えている。例えば…

真理子はスマホを開くと時間を確かめた
もう何度目かも解らないが
刻々と残された時間とバッテリー残量だけが減っていく……
明日の朝には飛行機に乗らなければならない

あきらめて帰ろう……

そう思った時──
暗いアパートの廊下でガチャリとドアの開く
冷たい金属音が響いた

↑例として文章を作ってみたが、文章で【情景】から【心理】、【読み易さ】を意識して、誤字・脱字を含めた【正しい日本語】で表す事なんて、AIだろうと絶対に無理だと思っている(笑)。

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以前ブログで書いた事があるが、日本語という言語はそれぐらい複雑で、難しいのである。

それと同時に、表現のしかた次第では泣かせる事も笑わせる事も可能で、それが小説などに該当するし、ざっと作った上の例文も、ハーレー乗りの酔っ払いであるオレが、1分もかからず書いたものだ。
そんなオレは今は暴走族のシナリオを書いているが(単価が良いのでずっと関わっているが、いい加減に飽きてきて、20代〜30代の女性をターゲットにしたシナリオも描くし、40代〜50代の大人を相手にしたシナリオも書く:笑)、過去に一番書いたシナリオのジャンルは感動モノで、多くの視聴者を泣かせてきたのだ(暴走族とは対局である:笑)。

漫画家でありながら脚本家でもあるオレは、表現者であり、絵でも文字でも表現できる(はず。:笑)。
絵という技術は進歩するはずだから、文字を極めようと考えた訳で、合体すれば漫画だし、単体の別々でも勝負できる。

毎日のブログも文字を扱うが、毎日更新している割には誤字・脱字が少ないはず(多分ほぼ無いと思う:笑)。このクオリティを維持し続けている事は地味に凄い事で、オレが仕事で受けるシナリオは報酬を頂く以上、もっと注意して書いている。おおよそ4000文字〜6000文字、それを早ければ半日で書き上げるが、こうして【情報】を扱う仕事として成り立たせ、生計を立てているのだ。

ちなみに原稿用紙は1枚400文字なので、これがアナログならば原稿用紙10枚以上、とても半日で終わらせる事などできないし、パソコンという【ツール】を使って、半分近くの時間を短縮している事になる。結局はAIも同じで、『仕事を奪われるピンチ』として捉えるのではなく、『ツールとして活かすチャンス』と考えるべきなのである。

淘汰される事は間違いないが、本質を捉えれて見れば、ピンチはチャンスでもある。

だいぶ核心(?)に迫ってきたが、明日はこの辺りに触れてみようと思う(笑)。

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