会場に到着してから荷物を下ろし、テントを張る場所を探した。

雨は止んでいるのだが、いつ降ってもおかしくない空模様で、雨対策として大量に持ってきていたブルーシートの1枚をバイクカバーに使う。バイクも仲間なので、濡れない様に雨から守ってやりたい気持ちは変わらない(笑)。

とても広い場所で、どこにテントを貼っても良いと言われたのだが、オレたちの様な少数グループは、場所を選ばないと大勢で来たグループの酒盛りで眠れなかったりしてしまう(汗)。それと『水はけの良い場所』で『そこそこ水回りの近く』が狙い目だ(笑)。

なんとか見つけた場所でテントを貼ったのだが、タープで屋根を作ろうと思ったら、地面にペグが立たない(汗)。
何度場所を変えてトライしても同じで、半分ぐらい刺さった位置からは、奥まで刺さりきらないのだ。

後で聞いて解った事では、地面に硬い岩盤があるらしく、タープを張っている人は少なかったし、張っている人のペグも半分ぐらいの状態のまま、中途半端な長さでペグを打って使っていた。

こうなると悩むのだが、中途半端な状態でタープを張っても強度が落ちてしまうし、雨雲レーダーで調べてみると、雨雲はあと1〜2時間で通り過ぎて、それからは明日の帰りも晴れだし、天気は回復の方向へと向かう。

そこまでしてタープを張る必要は無いと判断した所で、再びポツポツと雨が降ってきたので、カッパを着てテントを設置しながら荷物が濡れない様にシートで覆ったりしていると、近くのグループから「とりあえずコッチに来て雨宿りしなさい」と声をかけて頂いた(汗)。

どうやら雨の中貧相な夫婦2人が、テントを張って慌ただしく動いている姿を見てられなかったらしい(汗)。

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写真右側の白いテントで泊まっていた東風さんたちは、茨城・東京・埼玉から来た3人組みで、オレたちも缶ビールを持ち込んで雨宿りをさせて頂きながら一緒に呑んだ(笑)。

雨が止んで改めてテントを設営したが、タープは諦めて張らずに、荷物だけは一応雨に濡れない様にガードする方法へ変更。

その名も『原始人テント』(笑)。テントは反対側も同じ様に出入り口になっている為、地面にシートを敷いた上に荷物を置いて、更に上からカバーで覆って雨から守りながらも、奥の入り口からも荷物は出せる様になっている(笑)。

両端はオレがチカラ技で拾ってきた巨大な石で抑え、要は1人用の小さいテントながら、テントの中からも荷物を取り出せる『前室』を作ったわけだ(笑)。

実は普段ヨメさんと使うテントならば、荷物もテントの中に入れられる広さがあるのだが、今回荷物を減らす為に小さいテントを2人で寝ようと持ってきていて、そうなると荷物は外に出さなければならない。

苦肉の策の様にも思えるこの『原始人テント』だが、のちに驚くべき性能を見せる事になる(笑)。

ただ、ヨメさんからは「……浮浪者みたいで恥ずかしい」と、ドン引きされるのであった(怒)。

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