コロナの不況の煽りで、パチンコ店の閉店が続いているというニュースを見た。

オレも一時はパチンコに病的なまでにハマッた時期があって、学生の頃はそれこそ正月の元旦から、友達とパチスロに行ったりもしていた(汗)。

今じゃ考えられない事だが、中学生や高校生のオレがパチンコをしてようと何も言われなかったのだから、当時はとにかく規制が緩かったんだと思う(汗)。

我ながら当時は「(一生止められないんじゃないか…)」と心配になったぐらいだが、どういうわけか、ふとしたタイミングでキッパリと止めて、今はギャンブルというものに一切手を出していない。

あんなにハマッて止められなかったのに自分でも不思議だが、勝っていても椅子に座っている事が苦痛で、帰りたくて仕方がない状態、我慢できなくなってしまったのだ。

長くバイクに乗ってきて、この歳になってみると、若い頃にバイクで出かけて苦労した思い出があるし、今の自分が乗っているハーレーや、それにまつわる道具なんかも、全てが思い出の積み重ねである。

逆に病的にまでハマッたパチンコには、大した思い出というものが残っていない(汗)。

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どちらも体験したオレの意見だが、やっぱり歳を取って思い出に残らない事は、時間を無駄にしてしまっている様にも思う。

サラリーマン時代、会社で女っ気のない、まるでモテない男の後輩が居たのだが、そいつの趣味はパチンコで、才能だと認めるぐらい『勝ち』が多く、プラスになって貯金すらしていると聞いた(汗)。

家族全員でパチンコが趣味で、休みの日には両親と弟の4人で朝からパチンコに行って、夜まで帰らないというのだから驚きだし、ずっとその生活を続けているらしい。

人それぞれの好き好きだから、自由で良いと思いつつも、オレは実体験から何も残らない時間の使い方は、もったいない様にも思う。

少し前に高円寺へ革ヒモを買いに行った際に、途中でトイレを借りる為にパチンコ店に入ったのだが、意外に繁盛していたものの、客層は白髪の老人たちばかりで、若い年齢層は少なかった。

そんな老人たちも、今は大きなゲームセンターに朝から通って、そこで老人同士の付き合いまで生まれているというのだから驚きだし、パチンコ離れが進むのも頷ける。

ただ、どちらも『時間潰し』感が否めないし、他に趣味を持たない寂しさを感じる事も事実で、充実したやりたい事で溢れている自分は幸せだとも思う。

今は若い世代ですら、楽しみやこれといった趣味が少ないと聞く。

理由は経済的な事情が大半の様だが、当時ローンでハーレーを買ったオレにしてみれば、あまり理由にはならない様にも思うし、大切なのは『勢い』と続ける『情熱』なのだ。

先の事を考えれば、いま動けるウチに自分が好きな物を見つける事は、自分への投資でもあり、重要な価値に繋がるとも思う。

パチンコにハマッたオレだが、バイクのおかげで色んな場所に行けたし、色んな人に出会う事ができた。

今も幸せだし、人を笑かすぐらいの思い出の引き出しも多い(笑)。

良かったなぁと素直に思うし、人に勧めるのであれば、コッチを推したいと思うのである。

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