ガチ登山リュックの驚くべきスペックを紹介したいと思います。

もともとコイツに目をつけていた理由は、二宮金次郎の様な骨組みのフレーム。人間が背負う形状に加工されている事が魅力だったし、定かではないが、登山で使う以上『軽量』→『アルミ』のはず! と思っていたので、加工もし易いだろう(切ってサイズを短くしたりも簡単なハズ)と読んでいた。

実際に調べてみると、黒く塗装されてはいるがやっぱりアルミだったし、超・軽量。スゲ〜と驚いたけれど、試しに背負ってみると、相当デカイ(汗)。

ガチ登山なので、上のフレームには寝袋、下のフレームにはテントを縛れる様にスペースが取られている。

で、この下のフレーム部分をバイクのキャリアである荷台に縛れれば、安定して積めるし、現地に到着してからも背負えるから便利だろうと思った訳です。

だが、実際にバイクにあてがって見ると、相当な高さが出てしまう。
やはり短くカットして詰めるしかないか……

まぁ、アルミなので加工もし易いだろうと思ってみたら、穴の空いたアルミのピンに、針金を通して固定するという、とてもシンプルでありながら確実な構造。

針金を引き抜けば、各部分のピンが抜ける仕組みになっているのだ。
スゲー……

それ以外の箇所も、Oリングでピンを留めるシステム。つまり、場所を選ばず道具も不要な状態で、全てバラバラにできるという事。驚きの構造にテンションも上がる(笑)。

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こりゃ加工もし易いやと思ったのですが、リュック自体も非常に良く出来てるんです(汗)。
雨を防ぐ大きめのフタを開けると、口を縛れる入り口、荷物を目一杯入れてもフタができるし、ちょうど寝袋の分のフレームの高さぐらいに設定してある……

中にはジッパーで仕切られた底があって、ジッパーを開放する事で深さが増す仕組み。おそらく、下にストーブやランタン、コッヘルなんかを入れて、上を仕切りで塞いで着替えなんかを入れるのだろう。

そして側面にも大きなポケットがついていた。

左側のポケットも同じで、大きなジッパーを開けると、仕切りでもう1段深く使えるジッパーもある。これは椅子などを縦に収納する為だろうか……

反対側は単体のポケットが2つ、左右それぞれ違う。コップやちょっとした小物なんかを入れる為なのだろう。

極端な話、オレは最初、この『二宮金次郎フレーム』だけが欲しくて、リュックなんて外して捨てちゃうつもりだった。
だが、あまりの手の込んだ造りに「(もったいないかな…)」と怖気づいてきた訳です(汗)。

これはこのまま使うか(笑)。
バイクに積む為のリュックは、また別のモノを探してみようと思います(笑)。

で、最後のオチですが、このリュック、実は向かいのお店の隣に『ご自由にどうぞ』という貼り紙が貼られて捨てられてたんです(汗)。

「(えぇ!?)」とビックリしたのですが、向いの店のオバちゃんに聞いても誰が置いていったのかは解らないらしい(「こんなモン何するの?」と聞くオバちゃんに、「これアルミなんスよ!」と二宮金次郎フレームの素晴らしさを熱く語ってドン引きされました:汗)。

オレが推測するに、外国人旅行者が日本でキャリーケースを新しく買ったので、要らなくなったこのリュックを置いて帰国したのでは?と思われる。

まぁ、どんな理由であれ、念願だったガチ登山リュックがメチャクチャ良い状態で、しかもタダで手に入った訳だ(笑)。

どうもありがとうサンタさん!
メリークリスマス♡ なのでした(笑)。

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