昨日ETCのセンサーを取り付けた様に、自分で出来る事は可能なかぎり解決するスタンスではあるが、一筋縄じゃいかない事も多い。

ETCのセンサーでも最後にボルトで固定しようとしたものの、狭い場所だった為に手が入らず、思った以上に時間がかかってしまったのだが、オレなんかよりもゴツイ人が多いハーレー屋さんなんかは、やっぱり器用なのだと痛感した。

オレも不器用ではないと思うのだが、こういった作業に関わると「(どうせ売りモノじゃない、自分で乗るだけだし…)」と妥協してしまう時もあったりする。一方でその反面プロにお願いするクオリティたるや、別モノどころか「(どうやってやったの?)」と思うぐらいのレベルで、自分で挑戦しようとするからこそ、『その差』というのを思い知らされる(汗)。

少し前にウィンカーの配線の取り回しを修正した際、『オレが組み直した新しい配線』と『元からついているメインからの配線』を繋ごうとしたのだが、ギボシの端子(オスとメス)でジョイントする配線同士の長さ、そのピッタリ具合に驚いた。

新しくオレが組み直した方は長さが足りない事がない様に、長めに切っておいたのだが、元々ついていたそれぞれの長さたるや、数センチの誤差もないぐらいピッタリだったのだ。

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一応原理を説明すると、配線の皮膜を剥がしてギボシの端子をセットして、外れない様に圧着ペンチで潰す、これをオスとメス2種類用意しなければならないのだが、配線+ギボシ端子が加わる訳で、正確な長さの計算は難しい。しかもギボシ端子に取り付ける配線は、皮膜を剥がした銅線を折り返してセットするので、組んだ挙句に配線同士が届かない事を考えると、長めに取っておく方がベターなのだ(ちなみにギボシ端子を組むのを失敗する度に、配線を切り直して詰めるので、短くなっていく:汗)。

これが一度外したら二度と届かないぐらい、数センチどころじゃない数ミリの誤差、クリアランスに驚いたし、自分でやろうとしても流石にそうはいかない(汗)。

今後のトラブル回避の為、バイクの配線すべてをお店で引き直してもらった時、『(配線を)長めにとって、どこかで余らせて欲しい』『(メインとなるバッテリー以外でも)どこか中継地点として集約させる、ハブとなる場所を作って欲しい』とお願いした。

道中でトラブルに遭った人なら解るかも知れないが、トラブルが起きた際に配線を辿って「(どこが原因か?)」を究明する為には、ある程度の長さを確保してある方が作業し易い。大元となるバッテリーから修正して引き直すとなると面倒なので、バッテリー以外でも数箇所ぐらいに配線を集約させた方が修理がラクと思ったからなのだが、『中継地点を作る方がトラブルの元になる。つなぎ目の無い1本を確実に繋いだ方が壊れない』と言われ、何も言い返せないぐらい論破されてしまった(笑)。

確かにその通りなのだ。そして全く『余り』がない、ドンピシャの長さで処理するのだから、やっぱりプロは流石なのである。

オレなんか最近老眼まで加わってきて、遅いし見づらいし汚いし…「(自分で乗るからいいけどサ)」で片付けてるけど、まだまだ下手クソでドンくさいと思ってしまう(汗)。

そりゃ素人だから当然だけど、プロにはやっぱりリスペクトしたいと思うし、流石なのである(笑)。

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