仕事をしているとヨメさんに「ひき肉が悪くなっちゃうから、今日の晩ゴハンは麻婆豆腐でもいい?」と聞かれ、麻婆豆腐なら呑むだけじゃなくてメシも食べそうなので、お米を炊いてもらう様にお願いした。

リビングに戻るとヨメさんがハンバーグを作っているので「……麻婆豆腐は?」と聞くと、「ひき肉が余っちゃうから、残った分はハンバーグにして冷凍しておく」と言う。

「(なるほどね……)」と思いながら「じゃあ、最初から全部ハンバーグでも良いのでは?」と聞くと、「豆腐を買っちゃったから」と言われ、「(そういう事ね)」と納得した。

夜、仕事を終えてイザ晩ゴハンになると、ヨメさんが「麻婆豆腐の『素』が無い」と言い出して困っている(あの丸美屋とかクックドゥーとかの薄い箱に入ってるヤツね)。

「へ?」となって、「(ひき肉や豆腐は買っておいて?)」「(じゃあ、何で麻婆豆腐にしようと思ったんだよ!)」「(ますます全部ハンバーグでいいじゃん!)」と思ったのだが、既にひき肉は熱したフライパンに広げてしまった後だった(汗)。

仕方がないし、無理に麻婆豆腐にこだわらなくたっていい、今から修正可能な料理とするなら、『そぼろ』や『肉どうふ』か? と思ったのだが、ヨメさんはネットで調理方法を調べて麻婆豆腐を強行するという(汗)。

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ネットなら作り方も色々載ってるのだろうけど、「(そこまでしなくても……)」と思いつつ、まぁ、ヨメさんに任せる事にした。

で、完成間近に「片栗粉がない」と言い出した(汗)。

出てきたのは『湯豆腐』の様な、『肉どうふ』の様な、『そぼろ』の様な、謎の料理……

『温かい』だけで味なんか美味しい訳もなく、塩・コショー・山椒・ラー油と思いつく調味料を使って修正を試みたが、改善される事はなかった(汗)。

まるで12歳〜13歳ぐらいの女の子が、見よう見まねで初めて麻婆豆腐に挑戦した様な仕上がりだったが、ヨメさんは毎日弁当も作ってくれるし、料理をする方である。

それなのにやっぱりヌケてるし、『麻婆豆腐以外』という発想・展開に弱い(汗)。

酒のツマミにしながらメシのオカズにでもと考えていたのだが、ツマミにもならないどころかオカズにもならない。

「捨てちゃおう」と言うヨメさんをなだめて何とか食べたが、無言で暗い夕食になった事は言うまでもない(汗)。

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