メル・ギブソンが主役を務める『リーサル・ウェポン』シリーズ。たしか『4』ぐらいまで作られていた様な気がするのだが、そのうちの1つのお話

ざっと話すと元・特殊部隊上がりの刑事メル・ギブソンは、とにかく捜査が荒っぽくて規格外でメチャクチャ。相棒としてタッグを組まされる年上の黒人刑事は、いつも尻拭いで手を焼かされている

そんなメル・ギブソンは『1』の時からヘビースモーカーで、しょっちゅうタバコを吸っているのだが、『2』だか『3』で禁煙に挑戦するわけだ

だが、なかなか我慢できずにタバコを取り出す度に、「禁煙中だろう!」と、相方の黒人刑事に容赦なくタバコを折られてしまう

ある時、「タバコが無いとクチが寂しい」というメル・ギブソンに「これでも食ってろ!」と家で飼ってる犬用のドッグフードを放ると、ブッ飛んでるメル・ギブソンは躊躇わずにボリボリと食べてしまう

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張り込みの最中にも、骨の形をした犬用のドッグフードをポケットから出してボリボリと食べている姿に、ヒロインの女刑事からは「何を食べてるの?」と聞かれる始末

捜査で張り込み中という緊迫した空気とは余りに違うギャップ、この辺は非常にユニークで面白いシーンなのだが、犯罪者の自宅にコッソリと忍び込んだメル・ギブソンに、番犬用として飼われていた巨大なドーベルマンが襲いかかる

危機一髪な状況なのだが、メル・ギブソンはポケットにドッグフードを持っている訳で、それをドーベルマンに食べさせて、逆に手なずけて仲間にしてしまう

前半のコミカルな『笑い』が実はフリでもあって、後半に「(なるほど〜)」と唸らせる、秀逸した脚本の作りに感心する作品なのでした(笑)

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