久しぶりに『ターミーネーター2』という映画を観て、「(やっぱり面白いな…)」と思うと同時に、ふとした疑問を感じた

ざっと改めておさらいをすると、最初の『ターミーネーター』という映画は、未来の地球から送り込まれたサイボーグ(アーノルド・シュワルツェネッガー)=シュワちゃんが、未来の指導者を産む現代の母親を殺して、未来の歴史を変えてしまおうと計画する、それを未来から人間が一人送られて来て、母親をサイボーグから助けるという物語だ

ちなみにこの映画でシュワちゃんは珍しく悪モノ(サイボーグ)役で登場した訳だが、シュワちゃん=良いモノ(味方)と思っていた人も多かったのでは(笑)? オレもそのクチで、「(…シュワちゃんって悪モノなの?)」と気づくまで、かなり時間がかかってしまい、映画の途中まで悪い事をするシュワちゃんに訳が解らなかった事を覚えている(笑)。ちなみにそんなシュワちゃんは監督から悪モノであるサイボーグ役を打診され、最初は断ったらしい。理由はセリフが20ぐらいしかない少なさで、サイボーグ役ゆえに喋らない、見せ場が少ない事が理由だったというから面白い(笑)

この続編である『2』を観たのだけれど、『2』は未来から再び別の新型ターミーネーターが送られ、『1』で無事に生まれた子供(将来の指導者)を殺して未来を変えてしまおうとする訳だ。それを母親が何とか守ろうと戦い、そんな母を援護する為に未来からプログラムを変えて味方になった、初代サイボーグが送り込まれる(ここでシュワちゃんが本当に味方になってくれる訳ね:笑)

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で、新型のサイボーグというのがとにかく強敵で、未来の『液体金属』という素材で出来ているから、殴ろうが銃でフッ飛ばそうが、グニャグニャになって再生して、元の状態に戻ってしまうので倒せないのだ

当時のCG技術を駆使して、水銀の様な状態からドロドロと変形していく姿は素晴らしいし、観ていても「(こんなの勝てないやろ…)」と思ってしまう

で、固まった銀色の身体の一部を道路に投げ捨てられるシーンがあるのだが、『カラン、カラン!』と乾いた音を立てる金属片を見て、「(……これ、『何の素材』だろう?)」と思った訳です

見た目的にはアルミなのだが、映画のセットとしては本当にアルミなのかも知れない。ただ、アルミは錆ないし柔らかくて成形し易いというメリットと同時に、『軽い』という性質もあって、仮にアルミなら、新型はメチャクチャ軽量という事になる

本体があまりに軽いと、旧型サイボーグのシュワちゃんを殴る事はできても持ち上げたりは難しく、小学生の子供がお相撲さんを持ち上げる様なものである

『未来から来た』という正体不明の設定だから、当然といえば当然なのだが、これは地球の『重力』や『引力』?『慣性』などに関係する問題なので、未来から来ようと関係がないはずなのだ

だから素材がアルミじゃきっと成立しないし、アルミ以上に柔らかくてステンレス以上に重たいぐらいの素材、それを人間と同等かそれ以上のスピードで動かすとなると、相当なエネルギーと出力が必要になる

「(えっ、ちょっと待って?)」だし、「(それって絶対ムリじゃね?)」と変な所に気がついた、バイク乗りならではの素材問題なのでした(笑)

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