漫画家兼脚本家のオレは、状況に応じて漫画の依頼、シナリオの依頼を使い分けているのだが、1本辺りの単価が良い漫画の仕事は、一度手をつけてしまうと1週間〜10日ぐらい動けなくなってしまうし、その点シナリオは手離れこそ良いものの、1本の単価が安い為、それぞれの調整が難しくもある

漫画の仕事を1つ受けてしまうと動きづらくなってしまうが、手離れの良いシナリオぐらいなら書けるという穴埋めの良さを選べる訳だが、沼津なんかに遊びに行って「(さぁ、頑張って仕事して挽回しよう!)」なんて奮い立って、あえて少々キツめのスケジュールを組んだりすると、重なってピンチになったり、逆にピタッと止まってしまったりするのだ

先日、シナリオを3社から、シナリオ込みでの漫画制作を1社からと、合計4つの仕事が重なったのだが、それぞれの世界観が異なる物語で異なるオチ(感動だったり、スカッとだったり、実話だったり)が入り乱れると、書いてるオレ自身が何が何だかワケが解らなくなってきて、納品する送り先を間違えない事から含めて、整理しながら作業する事が大変だった(汗)

ちょっとした確認や問い合わせをクライアントにメールで投げかけ、その返事を待っている間に別の仕事を進めたりするのだが、4社全てが『相手からの返事待ち』の状態になってしまうと、何もできない、急にポカッと時間が空いてしまったりする

オレは性格上、この『何もする事がない』という時間が嫌で、何かしらで埋めたいし、それなら別の事を進めたい。更に仕事を増やして受けたい所でもあるのだが、キャパシティ的にこれ以上は重なったら無理だ。それならばバイクを修理しようとか、ブログを進めておこうとなったりするのがせいぜいで、このスケジュールの空き時間というのを非常に無駄に感じてしまう

こればっかりは依頼主である相手があっての事だから仕方がないし、コッチもそれを避ける為にあえて時間差を作って4社それぞれに投げかけたりしているのだが、なかなか計算どおりに進むとは限らない

未だ誰とも会った事はないし、せいぜいが顔出しNGのzoom会議や電話でのやり取りぐらい。そこで相手に「この人にお願いしよう」と思ってもらわなければ仕事にならない訳で、「会った事もないクセに何が解るんだ?」という矛盾を抱えながら、解って(選んで)もらわなければならない。そこから受けた仕事で生じる『返事待ち』&『いつ返ってくるのか全然読めない』というのは、大きなデメリットなのである

ただ、どんな時でも基本『現在』が『最底辺』な訳で、ここからは『実績』が増えていくだけだし、それは相当な強みになっていく事はもちろん、オレの様に漫画もシナリオも両方書ける・描けるというタイプならば、尚更チャンスは大きい

スポンサーリンク

自分なりに考えて計算してカラ周りしたりもするけれど、リモートで生活できるレベルまでに到達できる事は相当な強みになる事は確かだし、漫画やシナリオといったジャンルに限らず、やはり模索して『早い段階から始める事』は重要で、スタートしたその時から、全てが『実績』としての経験値になり、残して活かせるものになる

そりゃ思い通りにはいかないデメリットもあるが、目標に向けて上手く『立ち回って』いきたいと思う

*メールの紹介*

『マッターホルン学園1期生』さん(なんのこっちゃ?)からメールを頂きました。ありがとうございます(笑)


いつもブログ読ませてもらってます!
映画の話し同感ですね~最近の映画はいまいちなんですよね。一昔前の映画は名作が多いですよね。
シゲさんお勧めの映画は何ですか?ブログで紹介して下さい~!
ちなみに私もHD乗りです。名前はブルーザー号です!

おっ、映画ネタに反響がありましたね、ありがとうございます(笑)。一昨日『漫画』の事に触れてみたので、昨日は『脚本』について書いてみました

映画に例えて脚本が面白い映画・面白くない映画を出してみたけれど、オレの世代で誰もが知る解り易い映画に例えるなら、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、簡単にあらすじを言うならば、主人公がタイムマシンで過去や未来に行ったり来たりするお話

たしか『3』ぐらいまで続編が作られたと思うけど、一番最初の『1』で、物語が解決して過去に来た主人公を、無事元の世界に帰したはずなのに、エンドロールまで全て流れ終わった最後の最後でオマケの映像が再び流れ、帰ったはずの未来から、主人公が戻って来ました

観ていた観客全員が「(え! 何? 何?)」「(どういうコト!?)」と驚いたと思いますが、『1』の段階で『2』の続編が決まっていて、その冒頭シーンだけは撮影していて、『1』の最後にくっつけて流したんですね

映画を見終わって「面白かった!」と満足した観客全員を驚かせるインパクトはとにかく斬新で、「(絶対つづきも観よう!)」と思わせる効果も大きい

あれも『脚本』であり、そういった意味でも「(スゲェなぁ…)」と感心する作品なのでした

その他、オレのオススメの映画に関しては、酒でも呑みながらゆっくり話したい所ですが、今度改めてそんなブログをまとめてみようと思います(笑)

ありがとうございました

スポンサーリンク