遊びに行った沼津でもそうだったのだが、「今は何をしてるの?」と聞かれる事が多いので、オレが関わっているYouTubeでの漫画の仕組みについて、今一度解り易く説明しようと思う

要は『シナリオ』を『漫画』にして『声優』が音声を入れたものを『動画』にするといった4つの工程を経て1つの作品を作り、大勢の視聴者が観る事での広告収入を得る運営者から仕事の報酬を得ている訳だが、同じYouTubeの漫画でも2種類あって、1つは個人で漫画チャンネルを運営するシステム(Aとする)、もう1つはメーカーが自分の商品を漫画にして強制的に宣伝として流し込むシステムである(Bとする)

Aの様な個人で運営する漫画チャンネルは100や200どころの数じゃない、膨大な数があるのだが、ちゃんと収益化ができるまで成長しているチャンネルになると、かなり絞られて一握りになる。収益化できている漫画チャネルの殆どが『毎日更新』を繰り返しているので、1日1本の漫画が公開されている

収益化ができている以上、毎日公開し続けなければ競争に負けてしまうし、公開頻度を落とす訳にはいかない。収益化できない所も頑張って成長させようと漫画を作る、シナリオも漫画も声優も編集も、絶対的なニーズがある訳だ

そんな中でもトヨタや三菱クラスの大手となる漫画チャンネルもあって、もちろん毎日公開を続けているが、そういった漫画チャンネルは単価が非常に高く、同じ事を求められるのに、成長している所と成長過程で頑張っている途中の所では、それこそゼロが1つぐらい単価が違う

その分クオリティが求められ、ハイレベルの表現力が必要になるので、落とされる漫画家もバンバンいる狭き門となるのだが、一応オレはそういった大手で開かれる採用テストで合格し、選ばれている

単価こそ良いものの「(こりゃ自分で描いてる場合じゃねーな)」と思ったのが、1人で頑張って描いても消化できる量には限界がある訳で、収入の幅を広げる為には、更に先を見据えた活動をしなければならない。幸いオレはシナリオも書けるので、『書ける』し『描ける』を売りにして、ディレクターとしても活動を開始し、漫画家さんのラフのチェックや脚本家さんの添削も行い、ダメ出しなんかをしながら、自分自身でも書いたり描いたりして収入を上げていった訳だ

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他の漫画家のチェックをしていて「(冗談じゃない)」と思うようなお粗末な内容も多いのだが、本来はやればやるほど実績にもなる訳で、次の仕事の交渉で「こういうタッチも描けます」という材料に使える。それを視野に入れれば目先の「楽して稼ごう」なんて発想で手を抜いて描いてる場合ではないのに、解っていないバカチンも多い(汗)

実績や技術のスキルは数をこなせばこなす程磨かれていくので、これはYouTubeという媒体そのものが衰退していったとしても、『漫画』というカルチャーが無くならない限り、需要はある仕事だとオレは考えている

むしろYouTubeに限らず他の媒体(TikTokやバズビデオ等の動画サイト)も出てきているのだから、漫画として表現したいと考える運営者は今後も増えるだろうし、書きながら描く事もできる表現力を磨く事は、在庫も抱えずに場所を選ばず、アタマと右腕1本さえあれば報酬を得られる、最も効率の良い働き方とも言える

それを視野に入れて報酬を上げていっている訳だが、次のステップはAではなくBの『メーカーから依頼がくる広告漫画』で、これは商品を売り込むからこそ更にゼロが1つ増えるぐらい単価が上がる

Aの場合は『再生回数が増える』→『広告収入が増す』→『高い単価』になるのだが、Bは自分の商品を売り込むだけなので再生回数など関係なく、『宣伝費』として割り当てるので、運営者というよりはスポンサーの様なポジションになり、単価も高額なのだ

そういった所にディレクションとして入っていける様になれば報酬は更に上がるし、Bこそ漫画という文化さえあれば、YouTubeという媒体を選ばない、今後も需要がある仕事なのである

(つづく)

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