海老や　（沼津グルメツアー　3）

お世話になったお寿司屋さんが閉店する前に挨拶に来たのだが、ずっとオレたちの面倒を見てくれた板前さんのO氏が、既に辞めてしまったという話を聞いた

ヨメさんと「（なんてこった……）」と信じられなかったのだが、ワケアリなのかも知れないし、それ以上詳しく聞く事もできず、お店を後にした

お店にO氏の行方を聞く事には抵抗があるが、沼津には知り合いも多いので、何か解るかも知れない。最悪はO氏の奥さんと息子さんが経営している焼き鳥屋さんを知っているので、その店に行けば解るだろうという事になり、とりあえずホテルでチェックインを済ませ、バイクモードの格好から、より軽装に着替えた

去年の9月に来た時にも寄ったメチャクチャ美味い居酒屋さんがあって、1日目は入れたものの、翌日は満席で入れなかった為に、今回は事前に予約を済ませて早めに抑えていた（笑）。チェーン店ではない典型的な地元の大衆居酒屋なのだが、どの料理も酒に合って、とにかく美味しいのだ

定番メニューの『アジのなめろう』は、ほんの少しだけ青唐辛子を切って入れていて、他の店と違ってピリッとした辛味が後から来るのが特徴。コレをチビチビ食べながら、延々と酒が呑めるぐらい美味い（笑）

大将からこの日のオススメで『カツオのタタキのニンニク酢味噌和え』というのを食べてみろと言われた。カツオは高知でしか食べないぐらい上質なカツオを知っているオレたちには抵抗があったのだが、注文してみるとコレがビックリするほど美味かった（笑）

カツオといえばポン酢が一般的だが、本場の高知では塩とスライスした生ニンニクだけで食べる（カツオの塩タタキ）。一度高知の道の駅でカツオを味噌で出す店で食べた事があるのだが、味噌がまた驚くぐらいカツオと合うのである。この店でもおろしニンニクと味噌という良いトコ取りの条件が重なったのか、衝撃を受けた美味しさだった

『焼き明太子』という気になるメニューも頼んでみたが、見た事もないぐらい大きくて立派な明太子で、これもメチャクチャ美味い（汗）

解るかな？　ギッシリと身が詰まっているから、箸で持っても形が崩れないのだ。焼いているのだから、ポロポロ崩れてきたっておかしくないのにである

ひとくちカジッてみても崩れない。これも衝撃である。スゲー（笑）

この焼き明太子が、お通しで出てきた『シラスおろし』と食べるとより美味い。お通しがシラスおろしというのがそもそもスゴイ（笑）。マジで酒が進む肴ばっかり、天国である（笑）

〆はこの店の名物『マゴ茶漬け』。まだこの後も他の店に呑みに行くのだが、この店に来ると必ず食べるぐらい美味い（笑）

この店は贅沢に『マグロの中落ち』を使っている。呑んだ後の〆にはこれ以上無いぐらいピッタリ。いくらでも食べれそうなぐらい、マジでメチャクチャ美味い

ヨメさんと2人、「来て良かった♡」だったし、「予約して良かった☆」で、店を出る時、「明日も来るんで、予約できますか？」と聞いたら驚いていた（笑）。

オレもヨメさんも異論は無いぐらい、沼津に来たなら『食べておきたいお店』なので、他のお店に行くよりは、やっぱりこの店だろうという結論になったのである（笑）