今月いっぱいで閉店してしまう近所のラーメン屋さんで呑んでいたら、マスターからオレとヨメさんがいつも2人で顔を出すので、仲が良くて羨ましいとお褒めの言葉を頂いた

何やら家で奥さんにオレたち夫婦の事を話しているらしく、「週末だからきっと今日あたりにまた2人で来るだろう」と噂し、マスターも奥さんと一緒に出かけようと声をかけたけど、断わられてしまったと嘆いていた(汗)

「今日あたり来るはずだから、何を食わせてやろう?」と朝から考えていたらしく(このマスターは何故かいつも色々とサービスをしてくれる)、〆に食べる賄いメシに、卵をとじてみようと思いますと言われた(笑)

オレたちにしてみれば、無料のサービスでマスターのご好意でしかないので、「いいですか?」と聞かれても、「いつもすいません」と平謝りしかないのだが、もともと「同じ写真ばかり撮ってもしょうがないだろう」と油断して呑んでいたつもりが、「それならせっかくだから写真に撮っておこう」に切り替わった(笑)

オレとヨメさんは普段通り、邪魔にならない隅っこのカウンターで呑んでるだけなのだが、〆にラーメンを頼むと、ラーメンに残ったスープに入れて食べろと、賄いメシを出してくれた

端的に説明するとキムチ雑炊なのだが、このお店は自家製ラー油を使っているので、風味のある辛味が特徴的で、しっかりとした深みがあって美味しい。このまま食べたいぐらいだったが、「スープに入れてみて」と念を押された(笑)

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なるほど、とても美味しいし、メチャクチャ身体が温まる。2人して美味い美味いとスープまで飲み干すほど夢中で食べて、あっという間に完食した

悲しいのがオレたちもマスターも、今月で閉店したら、お互い二度と会う事はないだろうと思っている事で、マスターからも、違う場所で店を探しているけど、まだ決まらないし、この辺りでは出さないと言われていた

ただ、それが解っているのにマスターがオレたちにサービスしてくれる好意は、感謝でしかない

帰る時に、いつもの様に両手を合わせて「美味しかったです。また来ます」と言うと、「その言葉がいつも一番嬉しいです」と言われた

「(あぁ、なるほどなぁ)」と思いつつ、改めて両手を合わせてマスターに感謝を伝えたのだった

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