革問屋がある浅草橋まで来て、爬虫類専門店で財布の材料となる革を物色していた

あまりに高額なワニ革だが、オレの本来の目的であったリザード(トカゲ)は、¥800と意外にもかなりお買い得で、「(おぉ! マジか?)」と食いついた

が、イメージして欲しいのだが、4つ足の状態でバラされたトカゲの革が大量にクリップで挟んでブラ下がっているものの、トカゲ自体の大きさはどれも大体同じで小さい(汗)

おそらく、大きいトカゲならもっと値段も上がるのだろうけど、イグアナやコモドドラゴンじゃあるまいし、そんな大きいトカゲ自体がそもそも居ないわけで、¥800サイズのトカゲになると、身体の中で一番長い部分の首からケツまでで、2つ折りの財布を広げた状態の採寸ギリギリ、いっぱいいっぱいなのだ(汗)

生き物なので1匹1匹微妙にサイズが違って、1枚1枚の革と自分の広げた財布をあてがってみながら、「(ギリギリか?)」「(やっぱり厳しいよなぁ)」なんて悩んでいたが、安いとはいえ使えなかったらどうしようもないので、トカゲの革は諦める事にした(実際にトカゲだけで財布を造るとなると、かなりイヤラシイ財布になる事もイメージできた理由もある:笑)

そんなわけで爬虫類専門店から、いつも立ち寄るインチキくさいオッちゃんが1人でやってるお店へ移動(笑)。インチキくさいのは見た目だけで、親切だし、色んな革の部位にもかなり詳しいのだが、この店で結局牛革のベリーと呼ばれる『牛のお腹の部分』の革を購入した

全体的にシボと呼ばれるシワが入った表情に、エナメル加工がしてあり、イタリアンレザーでナメしてあるので風合いがとても良い

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お値段も¥1,200とお安く、お安い理由は牛のノドからケツまでそこそこ大きいサイズでありながら、全体が細長いからで、要はバッグなんかを造るとすると、採寸が取りづらい、致命的な細長さなのだ

オレは2つ折りの財布を1つ造りたいだけなので、極端な事を言えば財布なら10個ぐらい造れる大きさだし、まったく問題ない(笑)

とりあえず革の調達は無事終了し、ここ浅草橋から次の金属金具を扱う問屋街、合羽橋へと向かうのであった

(長くなってしまったので続く:汗)

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〜投稿メールのお返事〜

昨日『オドリャクソ森さん』(←すいませんけど、そのまま書く:汗)から頂いたメールで、革細工でオレ自身も作っているのかという質問を受けましたが、最近はそこまでやりません。さかのぼれば昔は色々作ったし、シカ革を手に入れて自分で自分の手の型を取って、指なしグローブを作ったりもした。紐にロウを通して超・頑張って手縫いで仕上げたりしたけれど、それも1個作ってスゴイ喜んだものの、手袋=2個、もう1個同じ作業をするのに心が折れたりしてました(笑)。今でも自分でやるとすれば、ポンチで穴を開けたり、リベットで留めたりぐらいで、他の手の込んだ作業になると、昔から仲の良いカバン職人(職人と言わないと怒る:笑)にお願いしています

オレのサドルバッグやツーリングバッグ、前の財布やベルト、ヨメさんの定期入れまで、あらゆるワンオフバッグをお願いしていて、独りでやってるお店なので腕も確かだし、フットワークも良いのです

だからオレの場合は問屋街を回って材料を揃えて、「これ作って♡」と打ち合わせをして「コレ使って♡」と材料を渡す流れ(笑)。歳も1つしか違わないし、同じショベル乗りで、その子も絵が上手。同じ作り手同士だから、話も早いし盛り上がって楽しいです

現在打ち合わせを済ませて制作してもらっている最中なので、また近日中にブログで報告します

そしてやっぱりトラブルが起きたので、その辺も含めて乞うご期待、お楽しみにです(さすがワイルドマンなトラブルでした:汗)

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