革の財布を造るべく、革の問屋街である浅草橋まで来ていた

2件目に訪れたお店は、爬虫類を多く扱ってるお店。今回、オレが注目していた素材がリザード(トカゲ)で、前回マジのワニ革を使って作ってみたのだが、小さいワニでも余りに高額だった事、小さいワニだと財布の寸法分のサイズすら、なかなか取る事が難しい事、イキッてフンパツした割には、あまり目立たなかった事(汗)、色んな理由からである

ヘビ革は過去にウエスタンブーツで採用してみたが、牛革に貼って使用しているとはいえ、どうしても表面のヘビ自体は薄くて弱い。ウロコはもちろん、表面も使っているうちにどんどん剥がれて破れてしまう為、使い方がお上品なマダムでもない限り、ガラッパチのオレには向かない素材なのだ

リザードはワニより安く、ヘビより強い。ウロコの1つ1つの隙間に若干の汚れが入ったりして経年変化が出てくると、非常に風合いのある表情が出て来るので、今回はリザードを採用してみるつもりだった

お店の軒下には巨大なワニ革が……これが問屋街ですよ(笑)。ちなみにお値段は1匹¥95,000とかだっけな(バカでしょう?:汗)。ワニのウロコ1つのブロックの大きさ解ります?こんなの財布になんかしたって、1〜2ブロックしか取れないぐらいの大きさだし、誰が何に使うのよ?と思わずにはいられない(汗)

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ちなみに型押しなんかは当然ゼロ1つ〜2つぐらい安くなるが、こういう専門店では扱わないし、文字どおり型を押しているだけなので、使っている内に伸びてウロコが無くなってしまう(汗)。女性の様にハンドバッグなんかに財布を入れて使うなら長持ちするだろうが、オレみたいに尻のポケットに突っ込んで使ったりする様な使い方をすると、座る→伸びるを繰り返す為に、寿命も短く、平らな革に戻ってしまうのである(汗)

だから前回はフンパツしてマジのワニ革(小さいワニで¥18,000ぐらいだったかな)を使ったし、今回もリザードとはいえ、型押しはナシである

店内に入ってみると、更に巨大なワニがいたり、クマ革なんかもあったりしてテンションも上がったが、どれもが規格外の大きさばかり(汗)。値段も高いし、オレなんて2つ折りの財布を1つ造るだけだから、そんなサイズはいらないし、ハギレでワゴンセールとして売られている革で充分なぐらいなのだが、そこはハギレなのか、やっぱりちょうど良い色&質感の革は見つからなかった

エイなんかの革はなかなか丈夫そうで表情と質感も面白いのだけれど、頭の中ではどうしても『海の幸』がぬぐえず、イケメンのハーレー乗りが使うアイテムには結びつかない(汗)

平日の真っ昼間からニギヤカなバイクで来たオレを「(コイツ何者?)」という白い目で見る店員さんと、「(こんな革、誰が使うんだよ!)」というオレの、無言のせめぎ合いがしばらく続くのであった

(長くなってしまったので続く:笑)

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