天気が良い休日に、バイクに乗った。この日はとても寒い日だったが、そんな日に「寒い、寒い」と鼻をすすりながらバイクの乗る事は、オレはそんなに嫌いではない(笑)

去年財布を落としてから、新しい財布が欲しくて、何かの機会の度に探しているのだけれど、なかなか良い財布が見つからない。こうなってみると、ますます失くした財布が悔やまれるのだが、今となってはどうしようもない(泣)

探している財布は失くした財布と同タイプの、マネークリップでお札を固定するタイプで、今回バイクに乗りがてら、財布だけを探すつもりで見に行こうと思い立った

と、いうわけで、久しぶりに上野まで来てみた(笑)。上野なら、革財布やカバン、ベルトを扱うお店も多いので、きっと見つかるだろうというわけだ

久しぶりの上野だったが、なかなかの混雑具合。昼から開いている居酒屋なんかも満席状態で、マスクをしながら「(怖い、怖い)」と急ぎ足で通り抜ける

だが、ひとたびガード下の中に入ってしまうと、人はイッキに減って、途端に少なくなった

人が少なければ探し易くて良いのだが、今度は逆に、閉店してしまったお店が増えて、これはこれで今の社会の厳しさを感じた

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上野のセンタービル内も同じで、閉店してしまったお店が目立つ。上野ですら…なのだが、賃料が高い上野ならば、当然といえば当然なのかも知れない

歩き回って散々探してみたが、結局気に入った財布は見つからなかった。マネークリップの札入れタイプになると、究極シンプルで似た様なデザインが多く、遊び心も何も感じられない様なデザインな分だけ、ワニ革やゾウ革といった、素材を活かしたハイブランドの物だったりして、オレがイメージしている財布とは、ほど遠いモノばかりだった(汗)

2ケタぐらい店を探し回ったのだが、結局収穫ゼロとして、駐輪代だけを払って帰る事になってしまった。まぁ、それでも天気の良い日にバイクに乗れた分だけ、幸いである

上野で無いなら、他でも見つからないだろうなと諦めつつ、「(いっそ自分で造るか……)」と思い直している

しかし余談だが、お店に入ると店員さんに「革とか好きなカンジですか?」とか、「アクセサリーに興味ありそうですね」とか聞かれるのだが、聞かれる度に「それ、オレに聞く?」と苦笑いしてしまう(笑)

財布に使われている金具のパーツが、問屋街でいくらで売られているかまで知っているし、革が本革か合皮か、縫製が機械か手縫いかだって解る

革も問屋街で牛革のシボからタンといった部位や表情まで見るし、ワニからヘビからリザードからエイからダチョウから、型押しのニセモノまで解るオレは、多分素人というか一般の客じゃないぐらいだし、そもそもオレのカッコを見てピンと来ないのかな?とも思ってしまう

だけど話が長引く事が面倒くさいので、決まって全部知らないフリ、「へぇ…」「そうなんですか…」で、毎回きり抜けている(笑)

そういえば昔、呑み屋で会った人に「ハーレー乗ってるんだ」と自慢されて、スマホでたくさん写真を見せてもらったが、「オレも乗ってるッス」と写真を見せると、死ぬほどビックリしてたし、「漫画家でバイブズでマンガ描いてます」というと、笑っちゃうほど驚いていた(笑)

あんまりオレは、そういうタイプに見られないのかも知れない(笑)

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