すっかり寒くなって、バイクに乗るのもシンドイ季節になった

それでもオレなんかは乗れる地域に暮らしている分だけまだマシな方で、雪国ライダーはリアルに春までバッテリーを外して冬眠状態だし、大変だなぁと思う

雪国に暮らす人はバイクに限らず雪下ろしなんかも含めて、この「大変だなぁ」という感覚でずっと不憫に感じていたし、オレにはとても耐えられないと思っていたのだが、つい最近、まったく別の事に気がついた

それは『感動』というヤツで、やがて春がきた時に、バイクに乗れるシーズンを感じる喜びは、オレが味わった事のない喜びなのだという事である

例えばオレが、行った事のない様な景色をバイクで走って「(うぉおおお!)」とテンションが上がるのも、普段はゴミゴミした渋滞だらけの場所をくすぶって走っている事が多いからだ(汗)

極論を言うなら、紛争地域で暮らす人はいつも命の危機に怯えながら生きているわけで、そんな所から限りなく平和な(日本とは言わないが)ハワイやグアムのような穏やかな場所で生活すれば、その反動からくる感動の大きさは測り知れないだろうと思う

スポンサーリンク

辛く厳しく大変な環境はその反動から受ける感動もその分大きいわけで、感動の大きさによって感性が磨かれる事に左右する様にも感じる

全ての人に当てはまる訳ではもちろんないのだが、優しかったり、人情味があったりする事にも比例してくる様な気がするのだ

厳しい環境だからこそ、助け合ったりする機会も増え、それによって感謝という友愛が生まれる

年月を経て歳を取っていけば、それは更に人生として豊かな知識と経験になって加わるのだろうし、地域として表面だけの「大変だよなぁ」だけでは無いのだ

オレはそんな事を最近ふと気がついて、「(なるほどなぁ)」と勝手に思って勝手に納得した(笑)

人間観察ではないが、色んな人がいて、良い人・悪い人も当然いるのだけれど、感情のメカニズムとでも言うのか、感情の原理とヒトの心理の関係性の様なモノが何となく解った気がして、『人を喜ばせる(=相手に喜んでもらう)』という、モノづくりにおいて、また、それ以外でも重要な事を学んだ様な気がした

スポンサーリンク