明後日のバイブズ最新号の発売の前に、現在発売中の『THE WILDMAN』のウラ話のご紹介(笑)

この年のUTCも無事(?)に終わったものの、帰りは東京までずっと雨だった(仲間内に雨男でもいるのか、オレたちは雨に降られる事が多い気がする:汗)

東京に帰るまでずっと雨で、カッパも満足に持ってないオレたちはズブ濡れ状態、東京に着く頃には夏休みなのに震えるぐらい寒く、ファミレスにでも入って温まろうという事になった

これは収まりきらずにカットしたが、ファミレスの駐輪場にバイクを停めると、誰かのバイクがオイル漏れをしているらしく、濡れた水たまりにオイルが混じって、虹色のキラッキラ状態に光っている(汗)

ブリーザーホースから出てくる少量のオイルのレベルではない量で、「おいおい、こんな土砂降りの中でバイクが壊れるなんて冗談じゃねーぞ」とみんなでビビッた(汗)

『誰のバイクか?』を確かめたいが、自分のバイクだったら恐ろしい、そんな状況から「きっと一番古いマイクのパンヘッドだろう」と無理矢理決めて、「パンヘッドなら珍しい事ではない」と強引に納得すると、文字通り『クサイものにはフタをしろ』の如く、ファミレスで温まったのだ(笑)

この年は前半の回でも描いた様に、ゲイリーが自分のショベルの車検に間に合わず、オレの『風乗りジョニー号』を借りて参加していたのだが、帰りに家まで寄ってバイクを返し、オレの自宅からは電車で帰ると言い出した

オレの自宅から電車に乗るゲイリーが、着替えを持っていない理由はご存知の通り、前回ウ◯コまみれになった服を燃やしてしまったからなのだが、そのまま送り出すのも余りに気の毒なので、オレが持っていた服を全身1着分プレゼントして、着替えさせたのだ

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が、駅まで2人で歩いている途中でゲイリーが豪快にスッ転んだ。原因は濡れていたブーツから穿き換えたビーチサンダルが滑った事なのだが、そりゃあ、もう思い切り足を滑らせて豪快にスッ転んだのだ(ちなみに転んだ直後のヤツの第一声が「マジかぁ〜…」という事まで覚えている:笑)

後日談で聞いたロナウドやダニエルたちから「お前、シゲちゃんから服を貰うなんて相当ラッキーなんだぞ!」と言われていたゲイリーだが、転んだ事で片側だけがビショ濡れの状態になり、傘は折れ、そのまま電車に乗って帰っていったのだ

出発の段階からオレの風乗りジョニー号を借り、彼女とモメて呑み過ぎて泥酔し、ゲロを吐いてウ◯コを漏らし、翌日には着ていた服を燃やした。そして帰りには新調したばかりの服を転んで台無しにして電車で帰ると、もはやメチャクチャだったゲイリーだが、神がかるほどの偶然が重なったサマは、まさに『笑いの神が降りてきた』レベルで、でも当の本人にしてみれば、これから生きていけないぐらいの災難ばかりが重なったのである(汗)

もちろん1度にここまでの災難が重なったヤツはいないし、ゲイリーこそ、歴代最凶の社会不適合者なのであった(笑)

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