沼津2日目の夜は『えびや』に行った。70歳ぐらいの大将ひとりと、奥さんと娘さんらしき家族だけでやっている小さい居酒屋なのだが、魚料理が抜群に美味しくて、オレは『なめろう』ヨメさんは『マゴ茶漬け』が大好物のお店だ

お通しが『生しらす』である(笑)。信じられない。スゲー(笑)。これに醤油を少しかけて、ショウガと一緒に食べる。新鮮だから出せるメニューで、これだけで全然呑めるぐらい美味い(笑)

オレのお目当てだった『アジのなめろう』。沼津はなめろうを置いている店も多いが、店によって使う味噌が違うし、ココが一番美味いと思う。ショウガの量も絶妙で、たまにピリッとくる辛味がたまらない。コレをチビチビつまみながら呑む酒はいくらでも呑めそうな気がするし、「(日本人で良かった…)」と感じるひとときだ(笑)

カウンターでヨメさんと「美味い、美味い」と喜んでいると、大将が「美味しいエビが入ってるよ」と声をかけてきた。なるほど目の前のケースには立派なエビが並んでいる。『あかざ海老』というエビらしく、解禁になったばかりで新鮮なのだと言う。「そんなに高くないよ」という大将の気配りに乗って、2匹食べてみる事にした(笑)

魚が美味しい沼津の街は『時価』のメニューも少なくない。決まった量が入るとも限らないし、そういったメニューは『本日のおすすめ』として手書きで書かれている事が多い。写真の通り『金目鯛』や『黒むつ』、マグロのカマの様に大きさも安定しないメニューは時価だったりするし、解禁になったばかりの『あかざ海老』も固定のメニューでは書かれてないメニューだった

大将がさばいてくれた『あかざ海老』。とても甘く、すごく滑らかだ。「なんだコレ!」と感激していると「味噌(内臓)が特に美味いからさ」と教えてくれた。確かに絶品だったし、味噌と醤油を和えて他の刺身と食べてもとても美味しかった(笑)

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『おすすめメニュー』で¥450だから、確かにそんなに高くはないし、他の海老よりも全然美味しい。金目鯛はやっぱり高額だが、地元の人たちに聞いても金目鯛はなかなか手が出ないらしく、大勢が揃ったタイミングなんかに「せっかくだから…」と頼むぐらいらしい

ヨメさんが『あかざ海老』をとても気に入って、もう1匹頼んだ(笑)。薦めた大将もご機嫌である(笑)

〆は漁師メシの『マゴ茶漬け』。これが食べたくてこの店に来たと言ってもいいぐらいのオススメの料理。まだ他の店で呑むのだけれど、この店の〆料理のコイツだけは外せない。普通サイズとハーフがあって、これでなんとハーフサイズ。ヨメさんと2人で食べてお腹いっぱいになるので、普通サイズだとどれぐらい大きいのかと思う

普通の『マゴ茶漬け』はアジを使うのだが、ここはなんとマグロの剝き身を使う。とても滑らかなマグロとシャリシャリとしたネギの食感が絶妙にマッチし、温かいダシでサラサラと食べるお茶漬けが最高なのだ。一緒に出されるしば漬けもちょうど良いクチ直しで、両方を引き立たせる良い仕事をしている(笑)

大将にお礼を言って大満足で店を出た。ヨメさんと「明日もこのお店に来よう!」と話しながら、昨日とは別の知り合いのバーに行く

昨日行ったバーは混んでいたがこのお店は空いていて、マスターの奥さんや他のお客さんと呑んで盛り上がった(このお店のマスターに『初代風乗りジョニー号』であるTW200をあげた。排気量が上がった今のTW225を買った時に、元暴走族のアタマだったマスターから「またいつかバイクに乗りたい」という話を聞いて、名義変更代だけ自分で払ってくれれば良いからと譲ったのだ:笑)

マスターの奥さんから「いつまで居るの?」と聞かれ「明日も来ます」と言うととても喜んでいた

早くも明日行くお店が全部決まってしまったのだった(笑)

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