YouTubeのマンガの仕事は、それぞれの依頼主がそれぞれのマンガサイトを運営している

「原稿を渡すのでマンガに描いて下さい!」となるマンガサイトの数たるや、とても把握しきれない物凄い数のサイトがあって、そんな依頼主たちが「こういう絵のタッチでお願いします」と渡してくるサンプルというのも大体決まっており、それは漫画サイトの先駆け的な、いわゆる大手サイトで、その大手サイトのように利益が出せる事が依頼主の狙い&目標というわけだ

凄まじい数の漫画サイトがあるけれど、鉄板なぐらいお願いされる&参考にして欲しいと言ってくる大手サイトは大体3社ぐらいに絞られ、仮にA社、B社、C社とするならば、今回A社から、仕事の募集がきていた

本来そういった大手サイトは漫画家さんや声優さんを専属で使っているので、募集するなんて非常に珍しいケースなのだが、そこは大手というか採用方法もコンペ形式といって、同じ条件でテストさせた中から選ぶというスタイルである

このコンペ形式だと選ばれなければ微々たる報酬にしかならないのでオレは基本的に参加しないのだが、そこは大手だからか採用されなくても支払われる報酬は高額だった

テストも独特で、『シナリオを渡すので20コマ目のワンカットだけを描いて下さい』という内容で、セリフもシナリオどおりの固定だし、おおよそのアングルなんかも決まってくるわけだ

色んな漫画家さんが感じた『思い思いの20コマ目』が続々とアップされ、その数は39個もあったから倍率にしてなんと39倍になる(汗)

それもその道のプロなんかも当然いる同業者ばかりなので、画力は言うまでもなく絵が上手な人たちばかりなのだが、そんな条件でなんと1/39に選ばれた(笑)

ヨメさんも「参考にして下さい」と言われ続けてきた超・有名サイトに受かったと聞いてビックリしていたし、「参考にして下さい」と言われるサイトで今度は自分が描く側=参考にされる側になるかも知れないのだから、これはなかなか地味にスゴイ快挙なのだ(笑)

先に説明したように、上手に描くなんて大前提で、『どういったアングル』(上から?下から?横から?引きで?)や、配色で目を惹き付けるかは画力とは別の『構成』の要素が重要になり、そういう所で勝負して結果が残せた事は自分にとって大きなプラスになった

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オレは「連載4年目を迎える漫画家でーす」をうたって「脚本をもらってマンガを描く以外にも脚本も書きまーす」や「脚本だけを構成し直すリライトもやってまーす」「マンガサイトのディレクターもやってまーす」と幅を広げてきたのだが、着実にキャリアアップしていて、ここでまた1つ自分の世界が広がった

ライター、漫画家、脚本家、ディレクターときて、次の目標はポスターなんかを描く『デザイナー』を視野に入れて勉強中で、以前安◯さんにプレゼントした様なデザインを仕事として引き受けるのもアリだと思う

ヨメさんと2人で呑んでいてオレたちの今後の計画を話す事が多いのだが、これからの時代は『二の矢、三の矢』を考える必要があるし、それどころか『七の矢、八の矢、九の矢』ぐらい増やしたいと思っていて、それを勉強・研究しながら自分で温めている『THE WILDMAN』の次の作品たちをどう表現していくかを考えている

オレとヨメさんの計画に向けて確実に実績は積み上げられているし、その実績はイザという場面で必ず役に立つものばかりで、それは『経験』というキャリアになるのだと思う

幅を広げて名前が世に出ればそこには『付加価値』が加わるわけで、その目標に向かって突き進むべく頑張ろうと思っている

製作中のカットの全貌はまだ秘密だが、苦手だった女の子もだいぶ上手に描けるようになってきました(笑)

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