発売中『THE WILDMAN』のウラ話

いよいよ明日バイブズ10月号が発売なので、現在発売中のウラ話をしておこうと思う

日頃世話になっている海の家のオヤジをバーベキューに招待したオレたちは、娘のエミーやマリーから注意されていた『酒乱』というオヤジの性格に悩まされる事になる（汗）

夜も遅くなって「そろそろお開きに……」と自宅に帰そうとしたオレたちに、すっかり酔っ払ったオヤジがフィリピンパブに行こうと言い出したのだ（汗）

前回の『ザ・ワイルドマン』で描いた「毎年海が汚れてきている」という深刻な会話の最中に空き缶をポイ捨てするようなオヤジである。既に「（マジかよ、このオヤジ…）」という空気になっていたのだが、改めて「（超メンドクセー、このオヤジ！）」となり、下戸でシラフだったロナウドにオヤジの軽トラを運転してもらって自宅へ送り返したわけだ

すっかり寝静まった夜中の港町で、オレたちが自分たちのテントまでトボトボと歩いて戻る途中、酔っ払ったオヤジが再び軽トラで追いかけてきて「フィリピンパブに行くから全員クルマに乗れ！」と言い出し、田舎の田んぼのアゼ道を爆走したのである（汗）

まさに上の図のとおり、軽トラ1台分が何とか通れる道幅の狭い農道をオヤジが爆走、荷台に乗せられたオレたちの視界からは下の道幅はより『細く』、田んぼまでは更に『高く』感じたわけで、唯一シラフで呑んでいないロナウドは相当恐怖だったらしく、ハンドルをガッチリ握って離さなかった

気がついた人は少ないと思うが、最後のオチである上のカットは、実は今から2年前に連載した第77話のオヤジの初登場シーンで描いているのだ

「（そうだったのか！）」と思ってもらえば光栄なのだが、この2年前の伏線を回収する為に、今回7話構成のUTCの登場キャラから服装までホコロビが無いようにまとめる事が地味に大変だったし、今日まで連載が続いて良かったと思う（笑）

そして7話構成のUTCの序盤で触れた『史上最悪の夜』は、この『田んぼのアゼ道爆走事件』の事ではない

ソレをも上回る最悪の事件がテントに戻った後に待っているのだが、その事件の全容が明日発売のバイブズ『THE WILDMAN』に描かれている

問題のカギを握るのはコイツで、酒乱のオヤジでノーマークだったが本当に警戒すべきはゲイリーだったのだ

今回のUTCだけでも次々と事件が重なり、我ながら「これが全部実話なんですよ…スゴイっすよね……（汗）」と思うが、是非楽しみにして頂きたい

明日発売のバイブズ、お楽しみに♡