スランプとは、本来の実力が思うように出せない事を言うのだろうが、実はこのスランプがチョイチョイあって、オレの場合のそれは、全く違うジャンルのマンガを描いていて『THE WILDMAN』の連載に戻る時に起こり易い

YouTubeのマンガの仕事をしているとテーマが変わる事が珍しくないのだが、そのテーマが『シリアス系』だったり『ソフトエロ系』だったり『動物系』だったりするわけで、描き終えて納品を済ませた後、「(さぁ、THE WILDMANの製作にかかる時期だ!)」と思った所で、なかなか気持ちが切り替えられない(汗)

今さらながらバイブズで2ページ完結の『THE WILDMAN』は、いかにして『面白エッセンス』を取り込めるか? が重要なわけで、全くジャンルの異なる作品を終わらせた後で『どうやって笑いを作るか?』を考えるのが難しいのだ

ネタはある程度決まっているので『今回はこの話』とアタマの中でおおよその構想は決まっているのだが、描いている最中に「(ここでもうひと笑い作れるな…)」なんて気がついたりすると、ムダな描き直しが起きてしまう

スケジュール的にちょうどタイミング良く作業に入れたりすると加速に充分な距離を取れるみたなもので、入念にアタマの中で練りながらイザ本番で「(おりゃーッ)」と描き進められるのだが、コレがひとたびズレるとなかなか厄介なのである(汗)

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『ボクの夏休み2020』で仲間たちとツーリングに行く前に、脚本家の仕事でシナリオを書きつつ、除毛ムースの広告のマンガを仕上げなければならなくて、久しぶりにマンガを徹夜で描き上げた(汗)

脚本家としてのシナリオはスケジュールの調整をして帰ってきてからでも間に合うようにしたものの、マンガまで引っ張ると『THE WILDMAN』のスケジュールに影響してしまい、その間にブログもまとめなければならい事を考えるとギリギリだったからなのだが、徹夜でマンガを描くなんてそれこそ数年前の週に1回必ず更新する未掲載分の時以来で、無事終わったものの半日ぐらい頭痛が治まらなかったし、寝ようにも眠れなくなってしまった(汗)

自分でスケジュールを組める事はメリットであり、要は遊びに行きたければ前後の帳尻合わせに自分が頑張るだけなのだけれど、ゼロから作る作業の連続だけに「(さぁ、次は笑わすぞぉ!)」なんて思った所で、そう簡単に切り替えができるはずもない(笑)

多分きっと、脳味噌をフル回転させて考えているから老後にボケる事はなさそうだし、勉強とは違う意味でアタマが良くなる気もするのだが、なかなか七転八倒している時が多いのだ

『遊びに行かなければ間に合う』し、『呑みに行かなければ間に合う』のだが、遊びに行きたいから頑張るし、呑みに行く為に何としても終わらせようとシャカリキにやるのだから、アタマの根底にあるのは欲望なのだと思う(笑)

そしてソレは「(今回は諦めるか…)」の選択肢なんかほぼ無いと言っていいぐらい、『遊ぶ信念』というか、ストイックさから生まれてくる欲望なのだから始末が悪い(笑)

きっとシンプルに、自分は欲張りなのだろうと思うのである(笑)

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