日本どころか世界中が大混乱になっている今、日本では感染して死ぬか経済で死ぬかなんて騒ぎになっているが、他の国の方がよっぽど深刻で、この先まだまだシャレにならない状況へ向かっていくのだと思う

日本のGo to キャンペーンなんかもソレを見越した一貫らしいが、政府の補助金にしても一時的なものでしかないと旅行業者が嘆いていた

おそらくこの先、〆期の9月あたりに更に倒産する企業が増えると言われていて、それを少しでも緩和させる目的のキャンペーンだというが、持ちこたえて建て直し、元に戻れるとはとても思えないのはオレだけだろうか

来年延期になった東京オリンピックも中止になるだろうなんて言われていて、飲食・観光・医療がピンチ、建設・物流は遅れて波がやってくるというのだから、その次に影響を受ける業界もほぼ間違いないのだろうと思う

重要な事はそんな中でも利益を出している企業が絶対あるわけで、それがいわゆる富裕層・貧困層との差となり、その差がますます広がる事になっていく

以前ブログで未来の話をした時に取り上げたベーシックインカムという制度は、今後ますます増えるAIの導入により、ヒトが不要となり失業者が溢れる一方で、AI導入により利益を増やし続ける企業、すなわち富裕層・貧困層との差を埋める為の制度で、企業がAIを導入した分だけ国が『ロボット税』として徴収し、その徴収したお金を毎月国民に配るというシステムである

これにより、仕事がなくても最低限の暮らしは保証されるわけで、それ以上の収入を望むなら働きなさいという事になり、ただ、おそらく仕事は圧倒的に減るし、収入も下がる。余った仕事を分け合うような流れになるというわけだ

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例えば自動運転が導入されればタクシーもバスも運転手はいらなくなって失業するが、日本ではいきなり完全無人化にはならないだろうと言われているので、『最低限運転免許を持っているヒトが1人乗車する事が条件』になりそうで、ヒトが運転する必要はないが、AIの自動運転で万が一何か起きた時に対処してくれれば良いという仕事は残ると言われているし、元・タクシードライバーやバスの運転手はそこにシフトできたとしても、給料は圧倒的に下がる。企業だって同等の給料を払うなら自動運転にするメリットは無いし、傭われる側が「そんな安い給料ならやらない」と断わった所で運転免許さえもっていれば同乗するだけなのだから、仕事に溢れた元サラリーマンたちだって参入しかねない

今さかんなウーバーや出前舘だってドローンの規制が緩和されれば配達するヒトはいらなくなるし、サラリーマンも同じで30人いたオフィスでもAIが2台で充分とかになればヒトは要らなくなる。それも同じく監視役としてヒトが1人だけ会社に来てくれれば良いなんてシステムになり、そんな仕事でも失業者の奪い合いで3人ぐらいの交代で出社する、要は『3人で分けた週の2日だけ仕事する』なんてシステムで、これをワーキングシェアと言うのだが、業務はAIの監視係がメインで、しかも3人で割って週に2日だけなのだから、仕事にうまくありつけたとしても収入は激減する

「仕事が無ければ生きていけないよ!」となる不満を緩和させる為のベーシックインカムなのでそりゃそうなのだが、そうする事で富裕層と貧困層との差を少しでも減らし、最低限の収入は与えて消費してもらう事で経済を回そうとしているわけだ

このシステムは以前ブログでも説明した通り、ヨーロッパを中心に実際にテストが進められていたし、日本では東京オリンピックでお披露目される自動運転や5Gの導入をキッカケに加速していくだろうと思っていた

何せ企業からより高い税金を徴収する事になる為、企業がシステムを導入していない、海外の他の国に逃げて拠点を移してしまう危険性がある為、いくつもの国で同時にスタートさせる必要がある事が理由らしいが、先に取り上げたように海外の方がよほど深刻な今の状況や、ほぼ中止が確定だろうと思われる東京オリンピックを失った日本は、本来のAI導入(5Gとね)の時期よりも早まるのではないかと思うのである(つづく)

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