オイル交換に行ったバイク屋さんで面白い話を聞いた

都内の大手ハーレー屋さんでもある『イージーライダース』が閉店してしまったが、都内だけに家賃は相当負担になるし、それは都内のバイク屋さんなら全てに当てはまる深刻な問題だと思う

オレがお世話になっている群馬県のナチュラルスチールワークスの田邊さんのお店は、高速の関越自動車道沿いにお店があるのでハーレーがうるさかろうと近所迷惑にはならないし、周りは畑なので東京の家賃事情とは大きく異なりそうだ。エアコンなんか無い、お店というより工場というイメージだが「夏は風が抜けるんで全然涼しいんですよ」なんて言うし、いつ遊びに行っても全然切迫した感じがしない気楽な自分のペースで仕事をしていて、とても上手に経営している印象を受けた

そうなるとやっぱり賃料が高い都内でお店を維持していく事は非常にリスクが大きいわけで、今回のような世界中を巻き込むウィルスなんかが起きてしまうと、出口も見えない中で耐え続けるのはかなり難しい

昨日行ったハーレー屋さんも決して大きいお店とは言えない広さだが、『独りでこのスペースなら維持できる』と言うし、そんなオーナーの理想のスタイルとは、巨大な土地を借り切って、そこにハーレー屋さんや塗装屋さん、ヘルメット屋さんやシート屋さん、革ジャン屋さんにブーツ屋さんといった、バイクに関係するショップがそれぞれ家賃を折半して払うスタイルだという

オレはその話を聞いて非常に面白い発想だと思ったのだが、要はハーレー専用のショッピングモールのようなエリアで、そこに行けば全てが賄える場所という事だ

スポンサーリンク

用事がなくたってその場所に走りに行けばお店や人が集まっていて、「(オレもバイクでもイジろうかな…)」と思うキッカケになればいいし、パーツ屋さんでパーツを買って、塗装屋さんで塗装してもらって、バイク屋さんで取り付けてもらってもいい

バイブズで漫画を描いているオレだが、自宅の近所の本屋はことごとく閉店してしまい、3件あった書店はだいぶ前に全部無くなってしまった

それからバイブズを買う為に毎月遠くの本屋まで行っていたのだが、発売日に雨にカチ合ったりして面倒くさくなって、後半はずっと年間定期購読に切り替えて自宅に自動的に郵送してもらうシステムに変えていた

確かに便利なシステムなのだが、そうなるとますます本屋自体に行かなくなるわけで、まだ本屋に足を運べば新しい雑誌や本なんかを見つける出会いがあったものの、お目当てのバイブズしか見ない=ますます本は売れないし、オレ自身も『他の雑誌を知るキッカケ』を失ってしまった

だからそういった集約された施設がある事は大賛成だし、用事がなくたってソコに足を運ぶ事が『新しく何かを知るキッカケ』にもつながる

かつて上野のバイク街がそんなイメージに近いカタチで存在していたが、今でこそまだ残ってはいるが、だいぶ衰退してしまった

都内の立地じゃ厳しいのかも知れないが、少し離れた場所だとしても、そこまでバイクで行って集まれば良い

オレがよく行く高知の『ひろめ市場』は、雨でも濡れない屋内の中に屋台が60店舗ぐらい集まって、中央に設置された長テーブルで好きに呑んで食べるという施設だが、高知の名物カツオのタタキがあれば、うどん屋もあるし、中華屋もピザ屋もカレー屋もある。お土産屋さんから喫茶店、バーまで入っているので、オレたちみたいなヨソ者が高知の特産品を食べるのも良いし、さすがにカツオなんか食べ飽きた地元の人たちすら選び放題のお店が並んでいる

バイクと違うジャンルだが、集約する事にはとてもメリットがあるように思うし、ショップ側もユーザー側も、お互いWIN & WINの関係になりそうである

現実的には難しいのかも知れないが、本当にそんな場所ができたとしたら、趣味だけに特化した物凄い理想郷になるような気がするのである

スポンサーリンク