先日、ポスターを回収しに行った際に、帰りにプリント屋さん近くのラーメン屋さんで昼メシを食べて帰ってきた

実はポスターをお願いしに行った時にもこのお店に寄ったのだが、混まない時間を避けてお昼前の11時30分という開店時間に合わせて行ったのにも関わらず、開いていなかった

オレの中ではこの辺りで3本の指に入る抜群に美味しいラーメンなのだが、このお店のマスターはなんとネパール人で、日本で10年以上修行して独立したらしい

一時は超・人気店になって、マスターもこのお店以外に店舗を増やす計画を立てていたのだが、マスターが結婚して子どもが生まれてからお店を休みがちになってしまった

オレもそれまでは定期的に顔を出して応援していたのだが、行っても休みだったりが増え、金曜日の雨の夜に、20時過ぎの会社帰りに寄ってみると、初めて見るバイトのコらしき別の外国人が店を閉めていて「今日ハ モウ オワリデス」と断わられてしまった

金曜日の夜20時のラーメン屋なんてまさにカキイレ時になるはずで、この事件をキッカケに「(ダメだ、この店は)」と疎遠になり、ここ数年は行かなくなってしまっていたのだが、近くのプリント屋に行くついでに久しぶりに顔を出す事にしたのだ

ただ、定休日でもないはずで、11時30分開店ちょうどに行ったのだが開いておらず、この日は諦めて別のラーメン屋で食べ、ポスターを回収に来たタイミングでもう一度覗いてみると、今度は開いていた

久しぶりに会ったマスターは元気だったし、オレの事も覚えてくれていて、トッピングの辛ネギなんかを超・大盛りで無料サービスしてくれたりしたのだが、お店は昔と違い、オレ以外には1組しか客がいないガラガラ状態だった

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休みが不定期なマスターは「Facebookでリアルタイムで告知してるんですけど」と言うのだが、お客さん全員がFacebookをやっているとは限らないし、少なくてもオレはFacebookをやっていない。過去に『渡辺シゲアキ』というペンネームで登録しようとして本名ではないと判断され、セキュリティに引っかけられてそれっきりになっている事が理由なのだが、そういう事情でできない人だっているのだ

また、前回開いてなかった時にオレが行った別のラーメン屋は、この店から自転車で3分ぐらいの距離で、ココもメチャクチャ美味いラーメン屋の1つだし、池袋で暮らしていてラーメン屋さんには困る事はない

そしてコッチのラーメン屋さんは時間どおりに開いている、つまり、そういう事なのだ

マスターのラーメンは本当に美味しいし、ネパール人とは絶対思えないような『日本人が好きなラーメン』を作る。きっと、相当修行をして苦労したんだと思う

ただ、勤勉な日本人は海外のような「開いてないなら別にいいや」というおおらかな考え方ではなく、『別にいいや』の意味は「他の店に行けばいいや」になってしまう

オレが食べ終えて店を出るまでの時間、以前とはウソのようにお店はガラガラになったままで、「(普通の会社勤めの人は昼休みのはずなのに……)」と思った

マスターに「また来るよ」と言い、「実際正確な営業時間は何時なの?」と聞くと「11時30分から14時くらいで一回閉めます。お客さんが居なかったらもっと早く閉めるかも知れない」と言われ、『それがダメなんだよ』と思ったが、何も言わなかった

ウデは確かなのだから本当にもったいないのだが、日本の文化まで学ぶのは、まだまだ時間がかかりそうである

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